mixiユーザー(id:8077411)

2025年09月07日14:49

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短歌

舌の上とかすメロディあまくして言葉の屑が紙包みにいる #短歌



走り出すことばの先に花は散り赤ちゃんの手に季節とまどう #短歌



指先にチョコの匂いを残したらポッキーみたいにすぐ消えてゆく #短歌



池のうえだれより鯉になつかれてひかりをすくう手まで濡れてる #短歌



長すぎる余生を抱きステージの埃のなかで光を待ってる #短歌



街灯をすり抜けながら駆けてゆく誰にも見えぬ回送の夢 #短歌



まいったな僕より深く沈む人 笑いの底に影を隠して #短歌



臓器さえ残せるならと夜の机 カードの隅に影がひとつぶ #短歌



ひときれの魚を焼けばひらひらと過去の記憶が煙となりぬ #短歌



値札からこぼれた時間かかえつつ駅のベンチにおかれる私 #短歌



小さき鈴 砂糖水まぶしてころがれば祭りのあとに影ひとつ残る #短歌



上り下り舟人たちのしらべこそ夜の川面に星をちらして #短歌



いまもまだ冬彦さんと呼び 人にテレビの記憶 雪のよう積む #短歌



かがやきに包まれながらのぼる足 まだ見ぬ先に大人の影あり #短歌



財布からのぞく硬貨は足りなくてパスタの赤がやけにまぶしい #短歌



誰もいぬ車両のはしに転がりぬ空き缶だけが夜を語って #短歌



世界一可愛いなんて声にして窓のガラスにひろがる夜景 #短歌



学歴を登りつめても見下ろせばまだつづいてる無数の登山 #短歌



風が欠け眉の隙間を撫でていく 誰にも似ない顔でいたいよ #短歌



はや二月 竹野内豊の笑みひとつ踏み台昇降わたしを支え #短歌




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