mixiユーザー(id:8077411)

2025年08月29日15:45

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短歌

夕まぐれ老爺の肩に風を見てついてゆくしかないと思った #短歌



あなたにはすでに剥がれたネイルこそ魅力のかたち呼吸のように #短歌



ひびわれたしあわせしるしと占えばナンの形にもひかりがのこる #短歌



生まれ場所小さきほどに願い出てそれでも君は声あげている #短歌



ふたりにはちいさな間だけ残されてそれがいいなと呼吸をあわせ #短歌



動かない階段のなかに夢を見てごめんねごめんひとりで降りる #短歌



ゆらゆらと蝶のまなざし落ちてきて人のこころはすでに透けてる #短歌



ぐしゃぐしゃのストローの袋 声を出すその意志だけがテーブルにある #短歌



夢のなか団地の階段ひびわれにおおここだよと声がひびいて #短歌



色ひとつ選んだ記憶がのこるだけ それを着ていた夢を忘れる #短歌



偶然のひとつひとつを食べながらわたしはいまにまだ在りつづく #短歌



夕暮れにまだベンチとも呼べぬもの わたしと影をそっと置き去る #短歌



「右側の方の老害」からはじまる今の時代を反映した短歌



とけいとは光りながらに嗤うもの わたしの顔を夜がのぞいて #短歌



夕ぐれをしめる響きが胸にあり ひとつの夜を呼びにきている #短歌



とびのればしずかな駅にとまるはず いきさき不明 それでもいいよ #短歌



こわいのは骨のしらない動きかも となりにいてもわらえぬままで #短歌



ゆれるたびひとつの群れになってゆく不安はうすく窓にひかりす #短歌



なんのため歩いているかわからずに荒野のなかで靴だけが鳴る #短歌



しゃべりだすならんだ靴のひかりまで車窓を掲げ夢をわすれる #短歌




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