9月8日日曜日。
いつもどおり朝9時から「日曜美術館」を見る。印象派特集。手垢のついた企画だが、あらためて自分が印象派好みであることを知らされる。心地いいんだもん。
昨夜、YouTubeのオススメにあがっていたので、斎藤兵庫県知事の百条委員会答弁をぼんやり頭で見ていた。このたびの内部告発は公益通報に当たらない、誹謗中傷が含まれていたから、と強弁する知事に反論を浴びせかけるも(犯罪を犯した当の犯罪者が自らジャッジして犯人探しを命じている、とあなたは思わないのか、などと言われてた)、追究がイマイチ甘い印象。
副次的な法令違反だが、視察先での「おねだり」疑惑についてもいろいろと質問を受けていた。そのやりとりを見ていて、これは何も知事に限ったことではなく、たとえばテレビ局も同質のおねだりと甘えがあることに、私は以前から怒りを感じている。
夕方のニュース番組は、ほぼ毎日、「デカ盛り食堂」「インスタ映えする豪華デザート」「行列のできるハンバーガーショップ」等々、食い物特集ばっかで、いずれも興味のない私は見るのをやめるのだが、これとは別に、常に疑問が湧いてしまう。たとえばいくらが受け皿にこぼれ落ちる海鮮丼や何種類ものフルーツ入りフラッペに対してテレビ局は代金を払ってる?
1967年に創業した「ラーメンひら乃」は私が唯一常連で通うラーメン屋だった(3年前に閉店)。私より数歳年上の店主いわく「テレビの取材は受けないんだ、何杯もつくらされた上に金は払わないし、ひどい時にはオンエアされないこともある」と。
豪華なフラッペや食べきれない大きさのハンバーガーは一個が1800円。これを何種類も取材でつくり、ひとつが食レポーター用でもうひとつは単品撮影用。
さらに気になるのが、女性の食レポだと、二口くらい食べるシーンがあって、とっとと次のお店へ移動している。残りのフラッペやハンバーガーは最後まで食べるのだろうか、気になって仕方ない。
もしひら乃のおやじが言うように代金を支払わないのなら、斎藤知事と同様、取材してやるんだからお金は要らんやろ、のおねだりだ。
こういう疑惑の取材姿勢はテレビ局に於ける「永遠の闇」で、これまでも今後も絶対表沙汰にはならない。
私が在籍した女性誌では、取材で供された馳走に対しては必ず代金を払うという決まり事があった。そもそも取材を編プロに丸投げしない編集体制だったので、社員編集者が必ず取材に同行する(ライターをつけることはある)。が、テレビ局の取材では(報道は別だろうが)下請けに丸投げという番組が多数あるので、テレビ局本社はハンバーガー屋やラーメン屋の取材実態など知らぬ存ぜぬだ。
テレビ局のおねだり取材にメスを入れるフリーライターはいないものか?
いや、そんな危ないネタを追っかけたら、そのライターはフリーランスで食っていけなくなるか。
今日は隣町のスーパーへ買い物に行った以外、ずっと校正をしていた。
10月末までに終わるのか、不安。
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