mixiユーザー(id:6486105)

2024年08月01日17:42

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ホントはね、何もしたくないんだよ

 8月1日木曜日、快晴。
 この3日間、段ボール箱に詰めこめられている古い史料を片っ端から取り出しては軽く一読する、という作業をやっている。明日8月2日、甲府で打ち合わせがあるためだ。編集部にどの史料を渡したのか、遙か1年前のことだからわからなくなっている。軽度の認知症ということだ(苦笑)。
 1時間ごとに15分ほど1階のリビングで涼むようにしている。
 史料を読んでいると顎を伝わって汗が落ちそうになる。そのたびに紙の史料を避けようとする。エアコンのない2階というのは、熱くなった屋根の暖気がダイレクトに降りてくるので、サウナのようだ。
 昨日は、亡くなった土倉さんのご子息から電話を受けた。遺稿本についての問い合わせで、父のGoogleドキュメントをチェックしたら私と「共有」していることがわかって連絡をした、と言う、40000wの長編小説だからそれをそのまま出すワケにもいかない。リアルな本にした場合、200万円超えになるから。これだけの原稿を校正するのに100時間くらいか。それよりも、未完の小説のエンディングを私に書いて欲しいというような示唆をされているので、プレッシャーも感じる。 
 早稲田在籍中から親しい関係にある文芸評論家M氏に連絡を取ろうとした。ご子息からM氏のケータイ番号を聞いたからだが、不通状態。旧Twitterでダイレクトメッセージをしようとしたのだけど、そもそも彼はDMを受け付けない設定にしている。
 まあ、最悪は文芸家協会の名簿を誰かから調達して連絡先を調べて、「相談したい」旨のハガキでも出すか。
 今日は朔日、お寺の例大祭だが、参加しないというか朝のゴールデンタイムを1時間を費やすのがもったいなくて、開始30分後、お堂の前で手を合わせた。
 そんな私を見つめているかたが近くにいて、私が帰ろうとすると、近寄ってきた。
 ある本を取り出しながら、このお堂の蛇にまつわる縁起を知らないか、と訊かれたので知っていることを話した。が、私はそこまで深い話を知らないので、この例大祭はあと20分で終わるので、それを見計らって一緒に社務所へ行きましょうと誘った。
 それまでいろいろと会話を交わし、名刺を渡されたので私は彼の持っていた紙に住所と電話番号を書き、「遠いところからわざわざお越しいただきありがとうございます」などと芸能人の色紙みたいな文言を綴った。
 私の肉筆を見るなり、「偶然にもこんないい人に出会うことができて、私のほうこそありがとうございます」などと返された。
 小学校の6年間、書道塾に通っていたのだが、学習塾と違って役に立つ。大学時代、サントリーのバーで隣に座っていた女の子に、丁寧な字で「私はこれこれこういう者だが、あと15分後、一緒に店を出ないか」と紙に書いて渡したら付いてきた。しかし、今は全員がスマホ・ホルダーなので、昭和ならでは特殊なナンパだ。
 社務所までくだんの彼を連れて行って、更に「寺とお堂の由来を知りたくていらっしゃったかたなので、対応をよろしくお願いします」とお坊さんに伝えて別れた。
 家に戻ってiPhoneを見ると、メッセージが入っていて、この日曜日に舞踏と平和のパフォーマンスが鎌倉で開催されるのですが、甥っこが主演なので見ませんか? と。
 甲府から帰ってバテているだろう、と思いつつも、行きますと答えた。
 引きこもりたい。何もしたくない。
 軽い精神疾患だ、と自分を見ている。
 最低最悪の怠け者だ、と自分を見ている。
 そして、一方では、キチガイの領域に入らないよう、それなりに注意している。
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