mixiユーザー(id:6486105)

2024年02月15日17:23

270 view

お釈迦様の亡くなられた日、なぜか入試問題に憤っている私

 2月15日木曜日。
 朝日の湘南版で、県内の公立高校で入学試験がおこわなわれた、というべた記事があり、別刷りの「神奈川県公立高校入試 共通問題と解答」が挾まれていた。問題の字体はきわめて小さくて(6級?)読みづらかったが、国語の問1と問2を解いてみた(全部で5問)。
 問2の読解問題は、かなりの神経を遣わないと間違える。書き手の考えは? という設問で回答の選択肢は4つ。2つは明らかに違っているので簡単に弾き飛ばすことができるのだが、残り2つは受験生を迷わせる内容が記されている。意地の悪い質問だと怒りを覚えた理由は、著者100パーセントに即した内容と、著者の叙述をあなた(受験生)なりに解釈した内容という2つの選択肢なのだ。本を読むとき、著者に言うがままを素直に受け止めるケースもあれば(一般教養書や物理とか生物とか哲学などに類する本)、エッセイや小説ではまるで対話でもしてるかのように掛け合いつつ読むケースがある。
 今回の試験問題では、青森で昭和35年の嫁入りをした女性の回想だった。真っ黒な顔の汚れた父を恥ずかしく思う娘のお嫁入り。字句通りに解釈しても、2つの選択肢でどちらを選べば正解なのか、フツーに読めばわからない。が、試験問題の作成者側に立脚して、受験生(私たち)をどのように引っかけようとしているのか、と先回りしたら、解ける。ぶっちゃけ、詐欺師の話を話半分で冷静に聞く、という構え方だと間違わない。
 私の世代からこんにちまで、実に姑息な問題作りをしてきたもんだ。
 井上ひさしとか丸谷才一が、自身の文章を引用した国語の問題で回答を間違えた、などと皮肉を飛ばし、2週間くらい前には朝日夕刊で冨永京子が「自分の文章が試験に出た→いろんな解釈をしてくれてありがたい気持ちになった」などと感想を述べていた。
 そんな悠長なことを言えるのは、あなたが受験生ではないからではないか、と私は思った。合格ライン近辺でしのぎを削っている受験生は1問=4点の引っかけ問題で、2つ、間違ったら、入試は落ちてしまう。気を回し過ぎる受験生が、書き手と自分との心のやりとりをしちゃってつい間違いのほうを選ぶということはあり得る。
 すなわち、誤読だと思えないような解答例をそもそも出すべきではないのだ。偏差値レベルがめちゃ高い難関高校・大学ならさておくと、公立高校とか大学の全国共通テストで、底意地の悪い引っかけ問題はいい加減あらためて欲しい。こんな教育理念はとても前近代的だ。
 前ふりが長くなってしまった。
 本日はお釈迦様が入滅された日で、お寺ではこの日だけ、釈迦涅槃図が本堂に飾られ、一般に開陳される。
 午後イチ、訪ねた。今回は僧侶の解説付きで、初めて描かれているひとや木(ex.沙羅双樹)や動物の意味などを知ることが出来た。お寺にある涅槃図は室町期に制作されたものらしい。右隅に相州鎌倉の字が読めた。
 15分の長きに亘って涅槃図を見学していたので、細部まで目が行くことが出来た。ありがたき時間。
 今日は朝、3年前に亡くなられた恩人にお供えを送るべく街中に行って干菓子を買い、カードを添えて送った。街には生暖かい風が吹き荒れていて、繊細なひとはこういう風がきっと嫌いだろう、みたいなことを想った。
 昨日も同じ風が吹いていた。ドライブがてら鎌倉の外れにあるブックオフへ行ったのだが、雲の動きが早いのが不吉に思えた。
7 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2024年02月>
日 月 火 水 木 金 土
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
2526272829