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2022年11月03日17:48

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男の自信が戻ったような3日間

 一昨日の火曜日、隣町にあるリンガーハットへ出向いて長崎ちゃんぽんを食べた。ピーター(池畑慎之介)が先月YouTube動画で「これから近くのリンガーハットへちゃんぽんを食べに行きます」と笑顔で語っていたことと、今週のはじめ、夕方のニュースを見ていたら近々リンガーハットでも値上げするというので、合わせ技イッポン。最初に軽く胡椒を振って、途中でラー油を加えてみたら近頃流行りの”味変”が体験できて、結構満足出来た。こんなにお腹いっぱい食べたのは久しぶり。
 帰宅後から昨夜の深夜まで、延々とiMacのカスタマイズにいそしんでいた。かつてMacintoshの本を10冊近く編集していたこともあるくらいのMac好きだったのだが、ここ7、8年前からシステムを変えたり新しい技を覚えたりすることが億劫になってきた。もうかつての自分ではなくなった、という自覚があるものだから手を付けるのが不安だったが、やり始めると、30歳代の頃と同じくらい集中できたし、楽しめた。2日間にわたって深夜1時まで根を詰めてiMacに向かった。
 昨日の午後11時くらいで念願のシステム変更が終了。その後もちまちまとMacをいじり倒して遊んでいた。
 10年以上に亘るデータも必要と思われるファイルは新たなフォルダに収め、アプリも64ビットで使えなくなったものは捨てて新たなアプリに替えた。
 これまではHDDでの起動やシステムだったが、SSDにしたらきびきびと動く。体感的は3倍くらい速くなった。思い通りに出来たことで自信が少しついた。

 昨日午後3時半頃、日課にしている散歩中、偶然、うちから400メートルのアパートメントの前で第17回鎌倉芸術祭参加イベント『花鳥画と美人画の流れ「ほとりの世界」展』という手描きポスターを見つけたので、入ってみた。画家さんが在室だったので、1時間も話し込んでしまった。共通の知人がいたり、芸術論やスピリチュアル系の宗教論で話が盛り上がってしまい、へたするとさらに1時間くらい話題が尽きなさそうだった。私は文化や芸術といった教養全般の基礎能力が欠けているものだから、自由自在に自己表現出来るアーティストを見てると羨ましくもなる。知識はひと相応にあるのだけど、技術がないのである。だから編集者くらいしかなれなかった、と言えよう。
 今日11月3日は文化の日ということで図書館へ。いや、祝祭日なんかとは関係なく、借りた本2冊の返却日が今日だった。1冊は読了、もう1冊は1ページも開かないまま。
 鈴木涼美のデビュー小説『ギフテッド』、7月にあった芥川賞の候補作。読まずに返却というのが自信喪失になりかねないため、図書館で最後まで読むということを自分に課した。
 結論から言うと、純文学というより不純文学と(ある種の)敬意を込めて揶揄したい内容で、十分に楽しめた。小説の舞台は新大久保から新宿3丁目あたりの小さなエリアで、出て来る人物は風俗嬢にホストとお水系ばかり。いや、厳密に言うと主人公の母親は自称詩人なのでお水系ではないのだが、彼女が若かりし頃はやっぱりそっち系だった。
 さまざまなエピソードは暗い話ばかりなのに、読んでいても気が滅入らない。鈴木涼美が知的オプティミストだからだろう。
 書くのもおぞましい人物であるが、三浦瑠璃という文化人タレントがいる。鈴木も三浦も鎌倉育ちで、大学は三浦が東大、鈴木が慶應大と東大院。高学歴という点では同じだけど、見事なほどの好対照である。一方は(私と似通っているが)知的さを装うものの本質的には頭の悪さが際立ち、さらに精神までが下卑た女。他方、鈴木は在学中からAV孃をしていて、限りなく夜の世界を好み、世の中のオモテ社会を根本的に厭って今に至る。当たり前の帰結だが、アベのお友だちでもあった三浦はその実汚濁まみれで、ピント外れな思考で笑いものとなり、一見汚れきった半生送ってきた鈴木のほうはまがりなりにも小説と言えるレベルの文学をものした。
 ともあれ、返却当日、図書館で読めたので、ひと仕事を終えたような爽快感を持てた。いや、この3日間、仕事らしい仕事を全くしていないので、反省しないといけないのだが。
 図書館を出る前に寄ったリサイクル本コーナーで昭和9年発行の『堺利彦全集』第4巻があったので、無条件にいただいて館を出た。鎌倉図書館って、ホント本を見る目がない。本来、こういう古い本こそ保存すべきではないか。
 家の近くまで帰ってきたら、3軒先のご近所さんと目が合い、結果的に柿を4個いただいた。高い枝の柿を私が切ってあげたのでお駄賃のようなものだけど(笑)。
 今日の運勢はとてもいいらしいのだが、確かにラッキーな一日だと思う。
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