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2022年09月28日17:24

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床下から古銭が詰まった壺が見つかった

 昨夜遅く、テーブルの上に置いてた新聞スクラップを二度見した。
 朝日の一面に「折々のことば〜鷲田清一」という名言コラムが毎日載っている。1〜2行の名言を読んでも1日経ったら忘れているくらいにアホな私であるから、普段は読みもしないのだが、なぜか9月25日に限っては名言+解説を熟読してしまった。
 NHKの元アナウンサー山根基世さんの言葉で「私の言う民主主義は……台所に転がっているような民主主義なの」と記載されている。台所に転がっている? 意味がよくわからない。
「深夜まで働く中、ふと自分自身の生活がなくなると、番組も観念的になると気づいたという。体感に滿ちた日常生活を大切にし、それを持ち寄ってはじめて誰もが対等に生きられる社会が育つ、と」
 納得。
 早期退職をする前から感じていたことだ。観念の肥大と感性の磨耗。両者のバランスの悪さが劣等感に繋がり始めた。これは会社員生活の悪影響でないことはわかっていたので、会社を辞めることとは関係ない。
 退職後、まずは自分の暮らしを大切にしていこう、と考えた。これは自分を大切にする、ということに繋がっているような気がする。これ以上、社会の悪弊に染まるなんて真っ平御免だ。TwitterなどのSNSやブログで、威勢のいい批判を繰り返して悦に入っている人がこの社会には多くて、私もその一人かもしれないが、なんかださくないですかあ、と思う。

 今日、覚悟を決めて、家の床下に潜ることにした。
 昨日、動物病院の待合室で隣にいた男性から声を掛けられたものだから話し込んだのだが、そのかたが家の工事関係に詳しそうだったので、自分ちの床の20センチ四方がぷかぷかとたわんでいることを相談してみた。彼は私より5歳上、塗装店のオヤジで、優秀な大工さんを複数知っている、という。
 床下の根太あたりが一部浮いているのなら、ベニア一枚あれば直せますよ、と言われたので、そんなに簡単な手作業で修復できるのであればトライしてみるか、と思った。
 言うは易しだが、床下収納庫から「現場」まではずいぶんの距離があった。土台と土台の間に横木があったりして、一直線には進めないのである。そもそも高さが40センチくらいしかないので、匍匐前進を繰り返すしかない上、配管や配線も途中にあるため、牛歩というか亀のスピードよりも遅い。
 ようやく「現場」に辿りついたが、金槌で叩いて調べるも根太などが腐っている様子はなく、単純に床板が一部ダメになりつつあることが分かった。そうなると、下からの補強ではいかんともしがたい。
 這ってきた道筋を元に戻る。気落ちしたので、これが結構きつかった。
 やっぱ俺の力じゃダメかあ。
 昼ご飯を挟んで、昨日の男性に簡単なはがきを書き、「ぼくには無理な状況でした。いずれ修理をお願いするかもしれませんのでよろしくお願いします」と結んだ。
 名前と電話番号を聞いているので、地図で彼のうちを探し出し、原付バイクで投函しに行った。
 オリエーテーリングのような冒険で、面白い。「K塗装店」という看板はあっさり見つかった。玄関でピンポンを押したがお留守だったので、郵便受けにはがきを入れた。これでミッション終了。
 Kさんに優秀な業者さんを紹介してもらうかな。はがき一枚書いたので、数カ月くらい考えて決めてもいい。
 これが丁寧な生活でもなかろうが、自分が出来ることを精一杯やる、という意味合いでは、今日も一応は合格。レベル低いけど(笑)。
 本日の日記タイトルは盛ってやろう。家の床下から金銀の財宝が出て来た、でいいか、
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