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2022年07月07日20:08

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3日分なので超長くなってしまった(七夕ばたばた日記)

 スマートウォッチを装着し始めて1年数カ月。この間2度買い替えをしたほどに、我が身の必須アイテムとなった。
 火曜水曜と終日雨。しかし、スマホが一日の最低歩数を6千歩と(勝手に)設定しているので、火曜日は鏑木清方記念美術館まで傘を差して行った。春先から鎌倉はコロナ禍前と同じかそれ以上の観光客で溢れ返り、駅周辺に行くのも憚れるのだが、一昨日のような悪天候だと人出は少ないだろう。案の定、美術館に入ってみたら、私以外、1組の観覧者しかいなかった。 
 企画展「夏から秋へ」の初日だ。彼は夏の浴衣と団扇を好んで描いた。鏑木自身、曰く「東京の夏は浴衣と団扇だ」と。大正から戦前の昭和まで、着物姿の美人画は私のような門外漢にあっては江戸末期の浮世絵と大差ないように見えるのだが、浴衣姿となると顔の造作までがポストモダンに映って、それこそ涼しげな気持ちになる。
 美術館を出て駅近くまで歩いていると、選挙カーのスピーカーから流れる選挙アピールがうるさい。「暮らしを守る」「命を守る」というような美辞麗句を15秒繰り返すと、名前を3回4回と連呼する。これ、与野党とも似たり寄ったりで、要は「一般大衆」にだけ向いたイメージ戦略である。確固とした思想信条のある国民は既に投票先を決めているか、2つの政党(もしくは候補者)で迷っている段階だ。オウム真理教などのカルトやマルチ商法、そしてテレビCMなどで使われる「刷り込み」手法で、とにかく名前を覚えてもらおう、とがなり立てるのはある意味正解である。世の中は愚劣な手段を使ってでも勝てばいいという論理に貫かれている。成功者は自身が転落しないように勝ち続ける努力を重ね、負け犬は逆転を目指してなんとか一勝をもぎとりたいと願って努力を重ねる。中学生の頃からこのような単純な仕組みに気がついたので、私は資本主義社会を小馬鹿にする癖がついてしまった。かといって慘めな人生を送るのもいやだから、適度に資本主義の論理と倫理を自分の裡に取り込んだ。物価高に於ける生活防衛みたいなものか。悪いと思っていてもやってしまう(笑)。

 昨日は雨と雨の間隙をぬって、ラズリの散歩に出た。
 途中、親しい近所の友人が塀越しに私の名を呼んだので、立ち止まって話をした。
 彼には娘が3人いる。長女はこの春から中学に通い始めた。
 今どきの中学生はたいへんだ、と考え込んだのは、夜の10時までスマホを握りしめないと学校から、そして友人から疎外されてしまうからだ。友人によると「朝も下校後もLINEにクラスのグループ、部活のグループでメッセージが溢れ、既読にしないと仲間はずれになる。生徒全員スマホを持っているんだよ」と。
 もし自分が今、中学生ならどうしているだろう? 私は中学・高校の頃から「友だちなんて別にいらない」というような群れるのが嫌いな性格だった。それでも友だちはいたし、いじめに遭うようなことは一切なかった。むしろ、私がクラス全員をいじめていた。同じクラスの子から「みんな一緒に公園へ行こう」と誘われると、「ぼくはいいや」と上から目線で応じた。当時はそれが許される時代だったとも言える。
 一刻もスマホを手放せない、というような生活スタイルは苦手、というより苦痛以外何ものでもない。こういう基本的嗜好は子どもでも大人でも一定数、今だっていると思う。
 友人の話に拠ると、授業と部活が終わったら塾があって、週に1回か2回はスイミングスクールに通い、同じくダンススクールにも行って、夜は10時までLINEのメッセージ交換をしている娘は日々疲れ切っていると言う。
 そうだろうな。大人も子どもも、教師も宅配便ドライバーもぼろぼろな時代になった。自分に立ち戻る時間や研鑽を積む時間が少なくなって、ましては社会に反抗するような余裕はない。で、アホみたいな与党と野党を受け容れ、「優秀で従順な奴隷」になる。自分はすいぶんと自由気ままな時代に生きられてよかった(苦笑)。

 本日は七夕、久しぶりの晴天。願いはただ一つ、この1年間は元気でいられますように!
 昨年の夏以来、クルマのエアコンがあまり冷えない、というのが気に掛かっている。8月に山梨へ行く用事があるので、出来ればエアコンの効きをよくしたい。いや、そもそもエアコンがあまり冷えないのはマイカーの特性なのかどうか、よくわからない。
 昨夜、エアコンのガス交換、フィルター交換についてネットで調べた。5千円から1万円くらいらしい。ちなみにメルセデスのフロントマンに電話で訊いてみたら、ガス交換は1万5千円くらいだと。
 午後イチ、家からクルマで30分のホームセンターへエアコン全開で行ってみた。もうちょっと効きが良いといいのに、という感想を抱いた。普段から使っているエネオスのガソリンスタンドに電話をして値段を尋ねてみたら、1万円くらいだろうと。
 午後4時に予約を取った。とりあえずエアコンの効きも含めて点検してもらう心づもり。
 ホームセンターでラズリのおやつやプリンタ用紙などを求め、安売りの衣料品チェーン店へ移動して下着を買った。帰り道にブックオフがあるので、寄って30分ほど道草。
 エネオスには予約5分前に着いた。
 エアコンを最強にして温度を測ってもらうと10.6度で、馴染みの整備士は「ガス交換はいつ頃した?」と訊く。去年の車検では交換していない、と答えると、「3年に1回は交換したほうがいいので、替えましょう。吹き出し口で10度を切るはず」などと言う。
 ネット情報だと、ガスを継ぎ足すと5千円程度でいったん抜いて入れ直すと1万円近いということだった。パソコンのOSをバージョンアップにクリーンインストールと上書きインストールがある。費用の点から私は上書きを選んだのだが、「うちでは保証できかねるので、完全クリーニングにしましょう。コンプレッサーオイルも交換しますから」と、私の要求を受け付けてくれない。
 まあいいか。料金は消費税を入れて1万1千円だと言うので、1万円にしてくれと頼んだらまけてくれた(笑)。
 エネオスは超有名な由比ヶ浜のすぐそばにある。観光地であること、鎌倉の物価水準が高いことから、ガソリン代も修理費も東京都心並みに高い。かといって比較的安価なオートバックスに行くのもなあ。
 30分から40分はかかると言うので、由比ヶ浜へ。しばし海を眺め、海水浴を楽しむ若者たちを見るともなく見てから、スタンドへ戻った。
 まだ作業中だったので、整備士と雑談を交わしながら見守った。
 ガス交換終了後、彼がエアコン最強の温度を計測すると10.1度で、大した変化はなかった。マイカーのエアコン性能自体がイマイチなのだろう。ここで文句を言う筋合いではないゆえ、支払いを済ませて帰宅の途についた。 
 しかし、気分はいい。やることはやったから。
 たぶんクルマに乗るのはあと3年か4年くらいだろう。地方都市に住んでいる人を除いて、友人知人で恒常的にクルマを運転する人は数えるほどしかない。鎌倉程度の小都市でもクルマなしで十分に暮らしていけるのだから、交通の便が発達した東京都区部の住人ならクルマなんていらない。
 テレビニュースで、池袋のプリウス暴走事故が起きた直後から1カ月くらい、連日、70歳を過ぎた年寄りドライバーがコンビニに突っ込んだ、信号を見落として衝突したというような老人ドライバー事故を取り上げていた。が、ぴたっと報道がなくなった。極端から極端である。突如としてボケ老人の暴走事故がなくなった、とはどうしても思えない。あるいは池袋暴走事件から1カ月、まるで物の怪に祟られたかのように老ドライバーが次から次へと事故を多発したとでも言うのか?
 夕食後、クルマをざっと洗車してみた。次、雨が降ったあとにもう一回クルマを洗って、ワックスを掛けてみよう。
 
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