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2018年10月10日17:32

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We are、ぼくらは生きてる

 この1週間ほどほぼ終日伏せっている。2年に1度の割で、おそらくは副鼻腔炎による膿が歯茎の奧を回っていて、口腔内が腫れた状態だ。物が食べられないのはそんなに苦痛ではないものの、熱が出ると疲労困憊の極みになる。家の中をうろつくことさえ億劫で、かろうじて読書がなんとか出来るくらい。でもいくつか励みになるような出来事があったり、自分で作り出している。たとえば夜毎、ONE OK ROCK(ワンオク)のライブをYouTube動画で見て聴いている。
 ワンオクを知ったのはネットか雑誌の記事で、かれこれ5年くらい前だった。ワンオクのボーカルは森昌子と森進一の間に生まれた男の子で、ロックをやりたくて高校を中退し、バイトをしながらミュージシャンを目指した硬派だ、ということだった。最近覚醒剤で逮捕された大女優の長男とは違って、親からの援助を断った文字通りのロックな若者だったらしい。
 毎週土曜日放送のNHK「Jリーグタイム」のオープニングと、サッカー中継の最初に「We are」というテーマ曲が流れる。昨年のいつ頃だったのだろう。かれこれ1年以上前からこの「We are」が採用され、私は週に1回、聞くというかいやでも聞かされている。
 たった10秒で、ボーカルがいかにロックな奴なのかが分かるくらいな歌唱力がある。
 しばらく経ってから、NHK+サッカー+テーマ曲でググってみたら、それがワンオクだったのだ。ああ、言われてみれば確かにONE OK ROCKじゃないか。何をぼぉっと毎週、Jリーグを観てるんだ? すぐにYouTubeで公式の動画をダウンロードし、たまに聴いていた。
 この3連休でいよいよ具合が悪くなってソファに横たわる時間が増えたので、、元気の素を探した。Amazonタブレットをいじっていて、「We are」のライブ動画を探したら、YouTubeに「18祭」という若者限定のフェスティバル動画(?)が上がっていて、「We are」とTaka(ボーカル)のMCがあった。



 涙が出て来た。
 会場に集う18歳たちに向かって、Takaは言う。皆さんはもう子どもではありません、と。
「歳を取ってもしょうもない大人は腐るほどいますし、たとえ未成年であっても素晴らしい志向と情熱を持って生きている人はたくさんいます」
「自分に嘘をつかずに生きることを僕はモットーにしている」
「嘘をつかずにこれから生きていこう」
 というくだりだった。
 自分が20歳の頃、世界中で「Don't trust over 30」(アメリカではtrustがbelieveだったような記憶がある)という言葉が飛び交っていた。大人を信じるな、自分を信じようというようなスローガンだ。ひょっとしたら私の周囲だけに流布されていた言葉かもしれないのだが、世の中のほとんどの大人というのは嘘と虚飾と欺瞞で生きている・生きざるを得ないと見ていたので、私は出来るだけ世間一般的な「大人の仕事」をしないでおこうと思っていたのだった。
 3日前、加計学園理事長のニュースをネットで見たとき、ディスプレイに映る男の画像を見て、加計ではなくユニクロの柳井だとゼロコンマ何秒、誤解した。どちらも醜い瓜実顔なので、あながち私の目が悪かったとも言えないだろう。
 とにかく私はTakaの言うしょうもない大人というのが死ぬほど嫌いで、もしそういう人間にひれ伏してお金を恵んでもらうくらいなら死んだほうがましだ。
 YouTubeにアップされた動画では「We are」の歌詞がテロップで流れている。
「It's too late,it's too late,Not going back」
 ぼくらは引き返さないぞ、とか、自分をごまかして生きないというような歌詞を読んでいると、やっぱロックっていいな、と思って、少し元気になったらロックなことをやるぞと鼓舞されるのだった。
 この会場に集う18歳、素晴らしい体験をしたな。これからしんどいことだらけだが頑張れよ、俺もまだ頑張るぞ、などと恥ずかしげもなく日記に書き残したくなったのだった(笑)。
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