月曜日にクルマで笛田のリサイクルセンターへ行き、堆肥をもらった。
火曜日は落葉を集めている裏山の一郭を掘り起こし、栄養が豊富そうな土を庭の片隅に運び、もらってきた堆肥と混ぜ合わせた。上から鶏糞をぱらぱらと振りかけてはスコップで均等に栄養が回るようにかき混ぜる。これで3カ月後に「バケツ」12個分の畑の土が出来上がる。しかし、平年に較べて寒いようなので、今年の土はイマイチこなれないかもしれない。
今日は水曜日。金沢文庫で開催中の『運慶―鎌倉幕府と霊験伝説―』へ行った。
https://www.planet.pref.kanagawa.jp/city/bunko/tenji.html(分かりやすい動画あり)
先月、自宅近くにある教恩寺のご住職から招待券をもらった。たまたま散歩で通りかかったのが、寺の本尊である「木造阿弥陀如来及び両脇侍立像」がこの特別展に出品されるためトラックに運び込まれる寸前の時で、ご住職が立ち会われていたのだった。その阿弥陀仏は快慶の作だという。22年も住んでいるのに知らなかった。運慶と快慶は、高校の日本史で必ず習う仏師で、それこそ知らぬ者はいまい。
ややこしいけれど、金沢文庫は京浜急行の駅名であり、古代日本の研究所であり、博物館であり、称名寺という古刹の関連施設である。学生時代から存在は知っていたが、訪ねるのは初めてだ。
称名寺は「浄土庭園」が見どころらしい。招待券をもらって行く気になって、ネットで調べて知った。インスタ映えがするらしく、多くのかたがネットに写真をアップしている。どうせ行くのだから数枚の写真を見るに留めた。見過ぎると感動がなくなる。
金沢文庫の駅から歩くこと12分くらいで仁王門に到着。たぶん1キロくらい先は海だ。今日は風が強くて寒かった。
門をくぐると、これ以上望めないような蒼穹が広がっていた。山と空と池、これだけで極楽浄土の世界だ。あまりの美しさに息を呑む。鎌倉より鎌倉っぽいではないか。
この庭園を見ただけで満足してしまった。運慶展はもういいか。
と駄々をこねたくなるくらいに風光明媚で、20分くらい歩き回った。
で、「元祖金沢文庫」に入館し、運慶展を見た。
これほど数多い仏像に触れる機会、というのはない。すべてが運慶、ないし快慶の工房による作か、関係する仏師の仏様である。
在館したのは70分くらいだったのだが、熱心に見つめ過ぎて最後は頭の中に靄がかかってしまった。これも一種の「浄土」か。教恩寺の「木造阿弥陀如来及び両脇侍立像」も当然、自分では最高のテンションで見た。写真に収めたいとは思えないが、頭の中でしっかりと記憶する能がない自分を恨めしく思う。
金沢文庫までうちから直線距離だと10キロもないはずだ。が、「はるばる来ぬる旅にし思ふ」という感覚になった。遠くまで旅した気分。
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