mixiユーザー(id:6486105)

2017年12月25日21:42

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不安商法とちゃうか

 昨日、年賀状のデザインを確定し、とりあえずプリンターで120枚、印刷した。
 今日からは手書きで一人一人の顔を思い浮かべながら、ひと言ふた言書き添えて表書きを始めたのだが、20枚を書くのに2時間半くらい費やしてしまった。たとえばYouTubeにアップされたライブ動画を10分くらい見て感想めいた添え書きをする、というようなことをやっているからだ。
 年賀状なんて虚礼はやめてしまえ、と思う半面、自分が好きなタイプの人間に限ってSMSはしなくても年賀状は書くという古風なひとが多い。だから、今年も、そしてまた今年もと相変わらず私は年賀状を書いている。

 夕方、ニュースを見るためにテレビを付けたら、どのチャンネルでも佐野厄除け大師のCMが流れている。
 総武・横須賀線に乗っても地下鉄に乗っても、車内中吊りで佐野厄除け大師の広告が目に付く。
 世の中には不安につけこんでなにがしかの利益を得ようとする「不安商法」が蔓延しているが(自民党政治も「北」の脅威を喧伝する不安商法のひとつだ)、中吊り広告を見ていると、来年厄除けと方位除けに該当する日本人は過半数、というか3分の2じゃないか。厄年前後は年齢の節目で病気をしがちである、くらいの示唆と注意喚起ならばある程度納得できるけれど、テレビや電車内でのべつ幕なしに宣伝するのはいかがなものかと思う。
 私は毎年、風水のイヤーブックを作っていた。
 で、12月に入る頃になると、読者から編集部に電話がかかってくる。
「私の吉方は北東だと書いてあるのに、別のページではハワイへ行くと吉と書かれてあって、ハワイは東なのですが、北東がいいのか東がいいのか、どっちですか?」
 心配性な読者だと突き放す気にはならない。
 テキトーに受け流すことはせず、毎回、著者に連絡をして回答を求めた。私も著者も「めんどくせー」という気持ちを持たないようにした。
 お金を払って本を買ってくれた読者だからだ。
 私は占いも風水も厄除けも信じないのだが、一方で、験担ぎはするしスマホのトップ画面で自分の星座運勢が悪いと気落ちするしで、いつだって不安だらけだ。ネガティブなことばかり考えてしまう。
 クルマでちょっと遠出するときは、家の近くにあるガソリンスタンドに寄って満タンにし、空気圧を点検してエアも満タンにする。そして必ずトイレに行って手を洗う。これはルーティンになっていて、事故防止のジンクスだと思い込んでいる。街中を外れたらもっとガソリンは安くなるのにもかかわらず、だ。
 テレビでは他にも初詣客を呼び込もうとする神社仏閣のCMが流れている。
 個人的には、そういう派手目な神社には絶対行くまい、と思う。自ら「うちは厄除けできます」なんて言うかね。人生はそんなにインスタントなものか?
 
 
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