mixiユーザー(id:6486105)

2016年03月10日21:48

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ボケ老人の一日

 朝、鎌倉在住の退職仲間からメールが届いていたので返事を書く。そして確定申告についてちょっと質問をしてみたら、しばらくして電話がかかって来た。とりあえず市役所の市県民税課に訪ねてみろ、とのことだった。
 お昼を過ぎた頃から真冬の寒さに逆戻りで、家から出るのが億劫なほどだ。こんな日の午後だと市役所の窓口も空いているに違いない、と自分をせきたてて、自転車で行ってみた。 予想が当たった。ロビーにはほとんど市民の姿がなくて、市県民税課の待ち時間もゼロ分だ。窓口の女性に書類を渡され、マンツーマンで「この欄には33万円と書いて」「ここに青年月日を書いて」と指導を受ける。認知症を患ってる老人扱いってこんな感じ? という疑問がないわけではないが、とにかく楽チンだ。どうせなら「悪いけど代筆してくれないか」と頼んでみればよかった。
 わずか2分くらいで書類の提出が終わり、その足で図書館へ。行くたびに沖仲仕の哲学者・エリック・ホッファーの『エリック・ホッファー自伝 - 構想された真実』を借りるかどうか、迷う。メイ・サートン一連の本も借りて読んだことが災いし、その後、原稿を書く際に「やっぱり買って読めばよかった」と小さな後悔をした、ホッファーは『波止場日記』を昔読んだきり忘れていたのだが、先日、感銘した本のなかで触れられていて、読みたくなった。たぶんメイ・サートン同様、何度も読み返したい本になるに違いない……。やっぱり買って読もう、と哲学書の棚の前で手に取るのをやめた。
 帰り道、スーパーに寄ってピザやみつ豆などを買う。この日記を書き終わったら、みつ豆だ(笑)。
 夕方、ニュースを見ていたら、30過ぎの女が恨みのある教師宅にお礼参りへ行った、という小ネタがあって、我が意を得たりと思う。
 中学時代、不愉快な体育教師・谷本という男ががいた。「軍事教練はこんなものじゃないぜ」というセリフを得意げに語る低脳で、しかも特定の生徒をいじめる輩だった。
 品性の下劣さがあまりに目に余る。近所の同級生川崎君に「谷本の態度って度が過ぎないか?」と訊ねたら、「俺もあいつは許せない」と答えた。川崎君は野球部のエースで、身体能力も体の大きさも図抜けた屋島中でナンバーワンの体育会系で、私とはそもそも違う人種なのだが、二人で話し合った結果、卒業式が終わった時点で「半殺しにしよう」という話となった。
 で、彼と私は卒業式を終えたあと、谷本を殴ることはしなかった。ともに(別々の)高校へ進むことが決まっている。半殺しというような暴力事件を起こしたら、進路先が高校から少年院に変わってしまう、というくらいの常識はかろうじてあった。で、式後、あまり鮮明には覚えてないが、二人で谷本のところへ詰め寄って、いくつか例を挙げながら非難したように思う。
 谷本は当時で50歳くらいのジジイだった。すでに死んでいるだろう。彼の墓にションベンでも引っかけたいくらいの気持ちはまだ残っている。自分が谷本からいじめられたのではない。真面目でおとなしいO君をみんなの前でこれ見よがしに殴って権勢を示すような軍人気取りがいまだに許せないのである。まあ、谷本のような男はアホな川崎君やお調子者の私が手をくださなくても、複数の教え子から罵倒されているに違いないから、淋しい晩年であったろう。
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