mixiユーザー(id:6486105)

2016年01月12日20:31

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もっと犬に寄り添いたい

 3年前の今ごろ、埼玉県北本市の仮母宅でラズリと初対面したのだった。滋賀県の崩壊ブリーダーから保護されて3カ月。
 それから3年が経とうとしている。私にとってこの間は短かった。が、寿命が13年か14年くらいの犬にとって、3年は決して短かったとは言えないだろう。動物を擬人化することは滑稽であるが、体調が悪くて今日もあまりかまってやってないので、いま傍らに所在なげでいるラズリをちらちらと見るにつけ、こんな飼い主で悪いなぁという気持ちが湧いてしまう。もう何十年も犬や猫を飼い続けてきたが、彼ら彼女らの真意はわからない。その時々の気持ちと気分がわかることはしばしばだが、かまって欲しいとかお腹が空いたとか触れとか触るなくらいの感情で、もっと深い願いとか悲しさはつかみようがない。もっともこれは人間同士であっても十全に理解することは不可能なので、その関係性に寂寞感を抱いてみたところで仕方がない。ラズリは2日に1回くらいの頻度で睡眠中に小さな声をあげる。子犬が母犬を恋しがるような、それでいて悲鳴にも似た声だ。そんな声を聞いたときは「ラズリ」と呼びかける。目を開けることもあれば耳だけぴくっと動かしてそのまま眠っていることもある。
 体調がおもわしくなくてなにも出来ないので、今日もほとんどの時間、本を読んでいた。絲山秋子の『小松とうさちゃん』などを読了。絲山の描く男というのは、壞れているか無能かのどちらか、もしくは両方なのだが、この小説の主人公・小松は例外的にどちらでもなかった。どこにでもいそうな平均値の男だった。その意味では著者の新境地か。できればほのぼのとする人間像と明るい結末、という小説を読みたかったので、今日の私にはベストチョイスだった。
 まだぱらぱらと年賀状が届く。さらに年賀状以外のお手紙ももらった。すぐに反応したいのだが、ままならない自分が悔しい。
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