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2014年12月19日20:53

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数年ぶりにビックカメラのカレンダーをゲット

 今日はシティバンクの口座を解約するため横浜へ。日本の一般的な銀行と違って、シティバンクは通帳がない。死んでしまったら預金(100万ドル)が存在しなかったことにもなりかねないので、鎌倉に支店がある都市銀行に移す気になった。
 平日の昼間だというのに横浜駅周辺は人が多い。私が読む本や雑誌では、口を揃えてニッポンは貧困の一途をたどっているという印象だが、ずいぶんと違う光景だ。鎌倉と違って行き交う人々のファッションはカラフルだし、立ち並ぶショップもクリスマス色を取り入れた華やかなディスプレイだ。辛口経済学者の見立てと違い、日本の経済破綻までまだ10年くらいはなんとか保ちそうな感じ。
 シティバンクに正午、来店。100万ドルの預金があるはずなのに、なぜかゴールドメンバーではなかった。ともかく金持ち喧嘩せずだ。送金と解約の手続きで小一時間ほど費やした。そのあと、小腹が空いたのではなまるうどんでちょっと不味いさぬきうどんを食べ、ブックオフへ行くことにした。途中、ビックカメラの店頭に毎年恒例となっている日本全図入りカレンダーがうずたかく積まれていたので、もらった。3年か4年ぶりで手に出来た、ラッキー。
 ブックオフ横浜は旗艦店で、品揃えならぬ本揃えがとても充実している。ゆっくり背表紙を追うと丸一日かかりそうな本が並ぶ。今日の気分と体力だと集中力は90分ってところか。そのあと有隣堂にも行く予定なので、文庫と新書限定で買いたい本をみつけよう。
 嫌いな古本がある。前の持ち主が書き込みをしている本だ。
 花村萬月の『沖縄を撃つ』という新書を手に取ったら、ところどころドッグイヤーがあって(ページの片隅を折って三角形にする)、書き込みもあって、ラインも引いているページが多々あった。普段なら絶対買わない古本だが、買わないと決めたら中身はどんなことが書かれているのだろうと気になってちょっとだけ立ち読みしてみた。私は買おうと思った本は絶対と言っていいほど中身を読まない主義だった。
「すばる」誌連載のエッセイをまとめたものらしい。第一話は、花村が飛行機を毛嫌いというか低い評価を下していることが書かれているのだが、神経症的なこだわり方が存外おもしろい。このような作家が沖縄をどう旅し、どう評価しているのか、最後まで読んでみたくなった。
 自分の潔癖症に近い性格がしばしば疎ましい。また、他人はどんな風にこの本を読んだのか、興味も湧いた。最後の最後までドッグイヤーやライン引きがある。線が雑なので、読んだのは男性だろう。その男性は、花村作品が好きなのか、沖縄のことを知りたかったのかのいずれかだ。なんだ、私と同じじゃないか。
 しかし高価な本ならともかく安い新書なのだから、この後有隣堂に行って買えばいい。
 いったんは棚に戻した。が、1時間後、他の本と一緒にこの新書も買うことにした。潔癖症はこの際、部屋の隅っこに置いておこう。
 と書いたところで、潔癖症が夕方、出た。
 理研はSTAP検証実験を打ち切るという、夕刊一面記事だ。共著者でチームリーダーでもある丹羽仁史が「検証実験をおこなってみると、我々の手でその先へとつなげることはできない。見た物の解釈が変わった」と発言したらしい。共著者とは単なる名前貸しなのか。丹羽は理研のナンバー3だか4だかの地位ある研究者らしいが、3月末の期限を繰り上げてこの件をなるはやで幕引きという態度も含め、その不誠実さが露骨に見える。小保方は辞表を出したそうだが、それより先に辞表を出すべきは丹羽をはじめとする理研の幹部ではないか。不愉快なことを言ったらふぐみたいに頬を膨らませるJKのごとき精神構造の女性研究者と、たちの悪い官僚のごときその地位に汲々とするエリート研究者。前者はパーソナリティの問題だけど、後者についてはつい内なる「潔癖症」からイヤな感情が湧いてくる。科学者だって地位も金も欲しいだろうが、清貧の域のぎりぎりに収まっているはずだというのが、そんな能力のない私の美しいイメージだった。子どもの頃の思い込みに過ぎないのか、時代が変遷して学者と言えども「人間力」が最も大事な要素になってきたのか。
 ともかくこれから気持ちが少しでもラクになるためには、潔癖症を改めないと。
 サッカー代表監督の八百長問題で、メキシコ人監督も日本サッカー協会も怪しさ全開、なんて見方ばかりしていると、この先生きていけない。
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