今日は朝8時からお寺の庭師さんに生垣とケヤキ&山桜の木を剪定していただくことになっている。この秋いちばんの寒い朝だった。自分がストーブの前でぬくぬくと暖まっていると、なんだか申し訳ない気になった。
ちょっと体を動かしたい。が、私がお手伝い出来ることはなく、むしろうろつくと邪魔になるだけなので、竹箒を持ってお堂へ行った。この季節は風が吹こうが吹くまいが山から日々、落ち葉が舞い降りて、毎日でも掃き掃除をしたいくらい落ち葉が目につく。
庭師さんお二人がお昼ご飯でお寺に戻られた正午過ぎから、細かな雨が落ちて来た。午後1時になったら、大粒の雨に変わっていた。
私が雨を降らせたわけでもないのに、謝りたいような気分だ。
午後2時半に作業が終わったのだが、お二人ともびしょ濡れになっていた。
カール・ルイスの頭髪スタイルみたいにカクカクとなった生垣を雨の向こうに見て、年末を迎えたような錯覚に陥る。毎年、12月に来てもらっていたから。
晩ご飯後、夕刊を読んでいたら、「かぞくの肖像」(我が家のペット紹介欄)に関根勤さんが出ていた。12年前、関根さんと一緒の番組に出ていた犬を引き取って家族となったゴールデンレトリバーだ。私はこの犬ライルのことをご本人から直接うかがって知っている。2005年10月、関根さん初めてのエッセイ集『バカポジティブ』を担当し、原稿のやり取りだとかカバーの写真撮影とか、あるいは本文に入れ込む絵を描いてもらったりしたので、2カ月くらいは毎週のようにお会いしていた。
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人なつっこい性格でね。毎朝早くから顔を近づけてきて、「行こうよ」って見つめてくる。仕事が忙しくて体がつらくても、しょうがないから散歩に連れていく、朝の空気を吸いながら歩くと、体が起きるんですよね。ああ、なんだ、気持ちいいなって。彼がいなかたら、この爽やかさに気づかなかった。
僕もどんどん彼を好きになり「結婚してくれ」「松阪牛になってお前に食べられたいよ」とよく言っていました。(後略)
わかるなぁ、この気持ち。
しかしラズリはライルと微妙に違う。朝は私が起き出すまで惰眠を貪っているし、夕刊を読んでラズはどこにいる? と目で追ってみたら、お腹がくちたらしくて「壁ドン」な寝姿だった。爽やかとは言い難い。
「かぞくの肖像」の最後で、関根さんはこんなことを記者に述べていた。
彼がいなくなったら大変に悲しいと思うけど、今まで与えてくれた感想に比べればちっちゃいものですよね。これからも、「ありがとう」と言いながら接していきたいです。
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