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2026年09月23日16:26

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9/22 上田薫のスーパーリアリズムージャム、アイスクリーム、なま玉子/茶道具と銘をめぐる物語@荏原畠山美術館

体調はすぐれないが、5日連続家を出なかったのがかえって良くなかったのでは、と外出。おかげで足のむくみは引いたが、息切れと眩暈、だるさは増す。今日はほぼしかばね状態、うーん、この不調、何が原因だろう。診察は1ヶ月も先…

美術館は空いていたが、都営浅草線が激混み。前日の台風の影響で終日ダイヤ乱れ。シルバーウィーク中で唯一太陽が見えた日でもあったからか。テレビ画面が映し出す台風の爪痕に言葉がない。



お昼は高輪台駅そばの小さな中華料理屋さん「香家」で、担々麺と肉まんのセット。レディースセットというのは、美容に良い白木耳のサラダとデザートがついている故で、量が少ないという意味ではなかった(笑)満腹。
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畠山美術館では、茶道具コレクション展と企画展・上田薫展の二本立て。
上田薫氏はちょうど一年前2025年9月に他界された、享年96。作品は知っていたが、実物をずっと見たいと思っていたので、生前には間に合わなかったが、行かれて良かった。

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https://www.hatakeyama-museum.org/exhibition/000324.html
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〜「究極の抽象」と「究極の写実」の鮮やかなリレー〜
夏季の連続企画として、対極にある二つの表現方法を提示する展覧会を�鬼�・�挟�で開催します。「抽象から写実へ」というテーマを通じて、現代アートの表現の豊かさを紹介いたします。
 �挟�では、現代日本を代表する洋画家・上田薫の没後1年を追悼した展覧会を開催いたします。上田薫は、写真をキャンバスに投影し、なま玉子が落下する瞬間や、スプーンですくったアイスクリームなど、肉眼では捉えきれない刹那を克明に描き出しました。こうした表現は、後に「スーパーリアリズム」と呼ばれ、上田薫はその代表的な作家の一人として知られるようになります。画面から溢れ出るみずみずしい色彩は、見る者に「本物より美しい」と感じさせる驚きと高揚感をもたらします。
 本展では、初期の作品から代表作に加え、写実から離れ新境地を拓いた晩年まで60点超の作品を展示いたします。また、彼を支え続けた葉子夫人の温かなキルト作品も特別公開いたします。

写真撮影は、新館地階の決められた1箇所に立ち、決められた画角での撮影のみ許されている。
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1点撮影不可、没後1年であるので、ネットから作品を引くのは憚られるので、会場とチラシを撮影したものだけをここに載せよう。

上田氏は昭和3年東京生まれ。東京藝術大学で油画専攻。1956年に米国MGM社ポスター国際コンクール国際大賞受賞。その頃の作品が会場写真の奥の方に並ぶ。うん、かなり良い!
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その後グラフィックデザイナーとして活躍。1968年より絵画制作を再開し、写真をキャンバスに投影し、代表作《なま玉子》等を制作し注目を集めた。

(チラシ参照)

新館2階では、それら作品が存分に楽しめる展示になっている。ここは、杉本博司が設計しただけあって、とてもいい空間なのだ。

[1]光と五感のプリズム

1 Skyーはじまりの空、光の予感
2 なま玉子ー動と流動、緊張の一瞬
3 サラダーみずみずしい日常、あふれる色彩
4 あわとシャボン玉ー閉じ込められた光
5 アイスクリームとジュリーー溶ける瞬間

[2]写実の航路ー上田薫のリアリズムのアプローチ

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写真では伝えづらいのが残念だが、一つの作品がとても大きい。離れているとまるで写真のようだが、近づくと「手描きの油絵」であることがはっきりとわかる。このギャップが脳みそを混乱させ、いくら見ていても飽きずに楽しい。
エアブラシやCGなどの方法を使えば、近寄っても写真みたいに見えるかもしれないが、それでは意味がないのだ。脳に混乱を引き起こさせるのも絵画の役割だと思うから。

まずは、生玉子が割れて落下する一瞬、水が流れる刹那、シャボン玉ができる瞬間、アイスクリームが溶け、ゼリーがぷるんと揺れるひとときを何十枚も写真を撮ることから始まる。これは、肉眼では捉えきれていないものだ。そうか、見ていて見えないモノを描いているのだな。だから面白い。

外側の壁面に小さな作品が並ぶ。色鉛筆やクレヨンで描かれた、子供のような作品。上田薫は最晩年2年は認知症になられて作風も一変したが、リハビリを兼ねてずっと描き続けていたようだ。
その隣の部屋では、奥様・葉子さんのキルト作品の展示。葉子さんは女子美学生の時に薫氏と出会い、超年の差結婚だった模様。
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9月27日まで

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畠山コレクション「茶道具と銘をめぐる物語」
長い年月を経て大切に守り伝えられてきた茶道具の逸品たち。茶人は、世界に一つしかない道具への尊敬と親愛の情を込めて、これらに「銘(めい)」を授けました。
「銘」とは、優れた茶道具に付けられた別名のことです。道具本体や保管用の箱に記されたその名は、茶道具を愛した人々の想いや美意識を現代へと伝える懸け橋となっています。
 本展では、「なぜ、この銘が付いたのか」というテーマに焦点を当て、茶道具に秘められた物語を紐解きます。涼を感じる作品や秋を先取りする作品とあわせて、ぜひお楽しみください。本展が、茶道具を観て楽しむきっかけとなれば幸いです。
【本館・特別展示】
重要文化財《豊臣秀吉画像 伝 狩野山楽筆 近衛信尹賛》を特別展示いたします。
本作は、豊臣秀吉を描いた代表的な肖像画の一つとして知られる作品です。現在放送中の大河ドラマにより戦国時代への関心が高まるなか、この機会にぜひご覧ください。


《蕎麦茶碗 銘 螢》朝鮮時代 16世紀
松平不昧の箱書き付き。「螢 そばかす」と書いてあった。
そばかすのような釉薬の景色や、全体から感じられる涼しげな雰囲気にちなんで「螢」の銘がつけられたそうだ。実物の色はもっと綺麗で温かみがある感じ。
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《備前茶入 銘 関寺》桃山〜江戸時代
関寺というのは、能「関寺小町」を指す。関寺小町とは、100歳になった小野小町のこと。老いてもなお凛とした佇まいや、枯れた風情、気高さを感じさせる小野小町に準えて名付けた。
茶入を保存するための容器「挽家(ひきや)」が、小町にちなんだ「市女笠」の形をしているところもオシャレだ。
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楽一入《黒楽茶碗 馬たらい》江戸時代
馬を洗ったり飼葉を入れたりした大きな木桶に似ていることからの命名であることは容易に想像できたが、茶が冷めやすいよう口を広く、高さを低く作った平茶碗は、夏のお茶事用であること、茶道をしている人なら常識かもしれないが、私は初めて知るのであった。

《ととや茶碗 銘 隼》朝鮮時代
魚屋(ととや)の店先にあった日常遣いの高麗茶碗を千利休が茶碗として用いたから「ととや茶碗」、引き締まった小ぶりの茶碗で、その姿の軽快俊敏なところかち、隼と銘された。
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伝狩野山楽筆 近衛信尹賛 重要文化財《豊臣秀吉画像》は必見。
教科書に使われている像。原三溪旧蔵。
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9月27日まで
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