抜け殻の座席に揺られゆきながらきみのさよならずっと聞こえる #短歌
垂直にひかりは降りる 影さえもいつか透明な風になる #短歌
優勝 無難なコーデで擬態完了 中身はまじでバグってるけど(笑)#短歌
白いピラフが冷めてゆく午後 きみの不在をエビを埋めてる #短歌
まだホット緑茶しかない(笑)いや、しかないというこの絶対性 #短歌
配信中のテンションを脱ぎ捨てて冷たいお茶を飲み干している #短歌
きらきらのてんてんてんを食べてから宇宙 (そら)ごとまるごと光になあれ #短歌
つがいの白サギも飛び立ちそれきりの空 洗濯物を干し終えている #短歌
本物のバニラ 白 関係者以外が落とした銀の匙だけ #短歌
水を打つ静止のなかで流行という透明な檻を脱ぎ捨て #短歌
届かない雨を待つのはもうやめる きみの不在がこんなあかるい #短歌
必要はないと思った きみの不在だけがこんなに明るい #短歌
だいじょうぶ痛かったよね これからはわたしの言葉をあげるからね #短歌
違うけど愛の対義語のふりをして君のまぶたに触れてもいいかな #短歌
水を打つ静止のなかでほどけゆく白くつめたい指のからまり #短歌
急にホラー 夕飯を煮る音だけが知らない誰かの喉の鳴る音 #短歌
はじめての火に懐かれたのはたぶん言葉になるまえの私の記憶 #短歌
異世界と繋がってて大好き 爆発みたいにきらめく全部が嘘でも #短歌
虹の欠片を拾えば白 名前のない色がただ指先で震えてる #短歌
と完璧な絶望よりも「以下同文」の恋に刺されて死にたい夜は #短歌
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