ひかり降るたまごのなかのさびしさをあたためて待つゆめのつづきを #短歌
言ってるそばからの「そば」に立っていて茹であがるのを待つような僕 #短歌
アホのメンヘラか おほしさま全部食べたら元気になれるかな #短歌
既読つかないスマホを伏せてきみという地獄の底をのぞきこんでる #短歌
コンビニの棚の並びが変わってて死にたいなんて一瞬忘れる #短歌
銀箔を剥がしたあとの空箱に溜まるひかりの澱のようなもの #短歌
ただいまを使わなかった理由だけうまく説明できないでいる #短歌
ひかり降る 夢のほとりの水たまり わすれものしたきみのあしあと #短歌
なんとなく消えちゃう側にいる感じ 足跡ってさ残る人のもの #短歌
深夜三時。きみの「死にたい」に「わかる」ってリプするだけの僕たちの夜 #短歌
LOVE きらきらの地獄の中でよかったね 二人でいればここが天国 #短歌
六畳の部屋の湿度と脱ぎ捨てたユニクロだけが僕らの証拠に #短歌
だいじょうぶ ひとりで歩くそのあともきみの背中はわたしが撫でる #短歌
食べ放題の網の汚れを眺めてる 明日になれば仕事に行くし #短歌
誰も傷つかないように飲むことに慣れてほんとうの酔いだけ置いてきた #短歌
ひかり降るたまごの中のさびしさをあたためて待つ夢のつづきを #短歌
春巻かないことを選んだ静けさがなにも始めず満ちてしまった #短歌
やさしくてまだ貼られない色たちが歌集のなかで待っている初夏 #短歌
知らないままでいられる強さより知ってしまう弱さを選ぶ #短歌
まじめに生きると言ってるそばから笑っちゃって私達一生こうだね #短歌
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