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2026年04月10日19:48

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鎌倉のじじいとばばあは達者だ、の巻

 4月10日金曜日、鎌倉は雨の大荒れ。
 全集の章扉裏に600〜700字のリード(解説文)を入れる。担当編集者が例示なのかマジなのか、書いてきたのだが、あまりに熱量と情報量が少ないため、当初は赤入れをして戻すことにした。が、「編集者構文」は赤入れ程度ではまったく魅力が出ない。私自身、読むのが退屈なくらいだ。なので、全面改稿することとし、昨日と今日で書き終えた。
 といっても、昨日は午前中にクルマを飛ばして辻堂のショッピングモールまで行ったし、今日は今日で、鎌倉市の公営ギャラリーで開かれている写真展におじゃましてみた。だから原稿書きは実質、1時間半x2の3時間。マジ、だるいペースだな。
 それと、過日コンサートに招待してくれたかたに、割と丁寧な礼状を綴った。
 ジェルインクのボールペンは滑りが良くて愛用しているのだが、なぜか今日は字が綺麗にまとまってくれない。これなら昔ながらのクロスの油性ボールペンを使うほうがよかったかも。字は頭の劣化と比例して劣化する、と実感。
 体調と紙質に合わせて、繊細なボールペン選びをしないといけなくなった。
 ぜんぜん意味と用法が違うけど、弘法も筆の誤り(笑)。
 通りすがりの市民として写真展を見たかったが、受付で「せめて名前だけでいいから書いて」などとご年輩のかたに言われ、仕方なく本名をささっと殴り書きした。
 舐めてかかったらだいたいはしっぺ返しを食うものだ。
 皆さん、めちゃ上手い。創設46年目の鎌倉カメラクラブ。
 受付のかたに全体の感想を訊かれたので、頓珍漢な感想を述べていると、途中で別のご老人から「あなた様はプロのかたでございますか」などと問われた。
「いえ、何の技術もないただの元編集者です。こういう写真が欲しいとカメラマンに無茶な注文を何百回としてきましたが、自分じゃまったく撮れません。口だけの男です」と答えた。
 いったんは納得してくれたのだが、今度は「お願いですからうちのクラブに入会してもらえないだろうか? メンバーはみんな、自分の写真がどう見られ、どれくらい腕ガあるのかと毎回、悩んでいる。あなたのような人から感想を述べていただけると、とてもありがたいのだ」などと入会勧誘を受けてしまい、無理やり申し込み票を摑まされた。
 芸術一般に対して関心こそあるものの、世の中にはあまりに秀逸な作品が溢れているので、何をするにも尻込みしてしまう。やんわりとお断りして、そそくさと会場をあとにした。が、心の中では「すごいすごいすごい、俺も写真を撮ってみたくなったぞ」とつぶやいていたのだった。
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