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2026年04月08日19:43

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クルマが車検から戻ってきた

 4月8日水曜日、快晴。
 午前中、全集の各扉に入れるリード(概要説明文)を書いた。
 手紙でも原稿でも、書いた文は一晩寝かせて翌日読み返してみると言葉足らずや語彙力のなさが目立つ。そのことをわきまえているので、2度3度と清書してようやくひとさまにお見せできる水準になる。これはあくまで私自身のケースだ。
 午後イチ、車検修理が終わったクルマを引き取りに葉山へ。
 JRで東逗子駅、下車して山越え40分というコース。
 鎌倉駅で電車待ちをしていたら、茶髪の日本人男がブラック系の外国人と口論している。繰り返し、This is Japanと大声で外国人に怒鳴ってる。困惑している外国人を気の毒に思うと同時に、ザ・排外主義の典型例を見せつけられる不快さ。このワンフレーズ以外、20数歳の若者ならぬ馬鹿者は言葉を発さない、発せない。もう一度中学生から英語をやり直すか、なんなら日本から国外追放させるのがいいか、と思う。いったい何回、This is Japanと言っとうねん。そのうち駅員にたしなめられていた。
 13時40分、東逗子駅着。
 今回はバス道ではなく、崖にしつらえられた階段を登る近道を選んでみたら、頂上に着くと膝が笑っているような状態。肩で息をするていたらくで、目だって霞んでいる。桜の花は鮮やかな緑の葉が出始めていたが、桜花はまだ半分くらい散らずに残っていて、山桜の美しさに通じていた。
 14時10分、修理工場着。
 担当者から説明を受けた。ボディコーティングで本来の色が甦った。ドアに一箇所、どこかの駐車場でつけられた傷があるのだが、ここ一箇所はどうしようもないとのこと。傷を消すには板金修理が必要で、費用は3万円とのことだった。ホームセンターやショッピングモールにクルマで行く限り、こうした「当て逃げ」は避けられない。
 車検も含めた費用をカードで支払って帰路につく。途中、やめなさいと自分に言い聞かせつつもブックオフに寄って、2冊ばかり買ってしまった。
 晩ごはんを食べながらテレビから流れるニュースを見てると、鹿児島県で海中に81年間横たわっていた紫電改が引き上げられた、と。
 父は紫電改の設計室に勤めていた。部員の中では最年少。紫電改のおかげで戦争に駆り出されることがなかった(徴兵免除)、という意味では私にとってよかったわけだが、こんなもの、海の藻屑であればいい。
 先週、小学校に隣接する駐車場から忽然と消えた京都府南丹市の少年について、連日、詳細な報道がなされている。興味があるわけではないのだが、初期から腑に落ちないことがある。多くの捜査員が捜査しているのに、全然違うエリアでランドセルが落ちているのを親戚が見つけた、という沢口靖子主演「科捜研」的な出来すぎた偶然である。このドラマを15分ばかり見たことがかつてあって、何十回も大量の捜査員が捜索した未舗装の道路に赴いた沢口靖子がわずか10秒足らずの間に色の違う泥を見つけて採取した、みたいなシーン。その泥が犯人逮捕に繫がるのだが、これと同じいかがわしさが親戚によるリュック発見で、そこに疑問を抱くような記者がいないものか、と私はシラケてる。
 だったらニュースを見なきゃいい、と思うのだが、意志が弱いのでつい真面目に見てしまう私だった。
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