mixiユーザー(id:8077411)

2026年02月25日09:12

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短歌

定食の小鉢を最後まで残したきみの名前を思い出してる #短歌



改札の向こうで手を下ろすときもう見えなくても平気になるね #短歌



大事だと言われすぎてしまった日 言えないことがひとつ増えたよ #短歌



終電をわざと逃した改札で理由じゃなく
て夜を見ていた #短歌



速度とは祈りの裏の名であって遅さを急ぎ獲得している #短歌



ほどけてく風を両手で受けとめてあなたの前で止まれるように #短歌



再配達たのむ番号押すあいだ 部屋に誰かが来た気がしてる #短歌



誓いとは未来を仮に留める杭 抜かれたあとの空が本体 #短歌



最終のバスを見送る停留所 まだここにいる理由になるね #短歌に



タグだけを外して今日を先送り 似合う服までを預けておいた #短歌



自販機のあかりを遠く眺めてはまだ戻れると指をこすった #短歌



しゃがみ込むきっかけみたいな夕焼けでポケットの中少し広がる #短歌



まっすぐになれなかったこの場所であなたを照らす役を選んだ #短歌



返さないままでよかった気がするね 冬がひらいたまま待っている #短歌



終わりまで抱いたままのぬくもりをあなたのように胸へ残した #短歌



エンジンのないまま過ぎた放課後をまだ返せずに握るハンドル #短歌



自販機の甘い缶さえ神様に見られてる気がした冬の午後 #短歌



線だけを引いたままでいい気がする 冬の途中にまだいるからね #短歌



からっぽのコップを洗う手の中で水だけがまだ君を知ってる #短歌



なにもないことを両手で受け止めてあなたの今日をそっと確かめる #短歌




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