mixiユーザー(id:8077411)

2026年02月17日21:25

12 view

短歌

返却日忘れていいと言う声で背表紙ごと冬がひらいた #短歌



待ってないもうここにいて終わってる 生きるってたぶんそういう作業 #短歌



名の奥に踏み切れぬまま雪駄置く 冬を知らない素肌の罪よ #短歌



受け取りはサインも要らず 冬だけど不在票だけまだあたたかい #短歌



ノートには線だけ引いておくような上質な遅延 冬のなかばに #短歌



奪われたあとも器はここにあり あたたかさだけ静かに残る #短歌



全部出して並べたけれど何もなく だいたい今日は生きてるでしょ #短歌



冷えた皿 触れる指先ためらって喜びだけが先に溶けてく #短歌



蛆を踏み犬の呼吸はまだ続く冬を数えて遠くを見てる #短歌



降りる人みんな生きてる顔をしてそれだけでいい夜にしました #短歌



電源を切っても奥で鳴るものよ 静けさだけが肌を濡らして #短歌



冬ひかるまひるまの道「待つ」ひとつ言えずに口を閉じてしまえり #短歌



再開発 光が揃うその前に 闇が灯してた名前を思う #短歌



指先に理由が先に立つ夜だ 名前を呼ぶと遅れてしまう #短歌



水の前 言えない熱が肌を打つ 花は罪めき夜へほどける #短歌



ほどかずに鈴を抱えた夜の肌 鳴らさぬ罪が熱を深める #短歌



もう全員簡単な斉でいいじゃんか 画数多いと生きづらいんだ #短歌



嫌なこと覚えたままで生きる肌 それでも今日を脱がずに眠る #短歌



ひとつだけちゃんとしてれば大丈夫 明日って案外勝手に来るし #短歌



画面先 空はもう晴れ知ってるよ 現実だけが読み込み中で #短歌




★




0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2026年02月>
日 月 火 水 木 金 土
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728

最近の日記

もっと見る