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2026年01月21日15:26

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1/17 たたかう仏像@静嘉堂@丸の内

友人に「単眼鏡必携」と言われたのに、忘れた…最近こういうポカが多い(涙)写真撮影は全て可なので、細かいところを見るのにスマホのカメラを望遠にしてしのぐ。後期は絶対忘れないようにしよう。



穏やかな表情をして印を結ぶ如来や菩薩の周りに、甲冑を身に纏い、憤怒の表情をして目を剥き、闘争の姿勢を見せる仏像がいる。
四天王、十二神将、二十八部衆…これらの像には、外敵や災厄から人々を守るという役割があるだけでなく、「衆生」にもっとも近い場所で彼らを救済し、個人の内面において「煩悩」とたたかう存在としても信仰されてきたという。なるほど、外部からの災いも恐ろしいが、厄介なのは内なる煩悩なのだものね。

仏像を「鑑賞」するという点においては、近寄りがたいお姿よりは人間的で、場合によってはアニメの戦闘員のようにかっこいい。なにしろ私が一番好きな仏像は新薬師寺の十二神将ときてる。そして二番目に好きな十二神将は、伝浄瑠璃寺のもので、そのうち7躯が静嘉堂文庫の所蔵なのだ。何度も見ているとは言え、いかないわけがない。


ところが、この展覧会、それ以上の面白さがあった。中国唐時代の神将俑だ。兵馬俑は知っているが、神将の俑もあったのね。三彩の神将俑はさらに鮮やかで装飾が派手。ユニークな姿の鎮墓獣と合わせて見応えたっぷり。ここで成立した神将の形がその後の日本で長く受け継がれたわけである。

初めて見る仏画や仏像は興味深く、知ることも多く、10点前後が入れ替えとなるが、後期も是非行きたいと思った。(後期は2月10日からだが、伝浄瑠璃寺の十二神将のみやや複雑な入れ替え制となっているので要注意)

スマホでの写真撮影可
アルバムあります。
https://photo.mixi.jp/view_album.pl?album_id=500000121403666&owner_id=2083345

日曜日昼に行った。混んでいるほどではないが、少し滞留がある程度。

https://www.seikado.or.jp/exhibition/current_exhibition/
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目をいからせ、武装する仏像は何とたたかい、何を護っているのでしょうか。本展では浄瑠璃寺旧蔵十二神将立像をはじめ、彫刻や絵画にみる「たたかう仏像」の多様な姿を展示。あわせて神将像の鎧のルーツである中国・唐時代の神将俑を丸の内で初公開します。
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第1章(1)救済の最前線ーたたかう仏像のさまざま姿ー

毘沙門天:四天王の一人としてなら「多聞天」と呼ぶ。《法華経》〈普門品(観音経)〉では、観音菩薩の化身で、観音への祈りに応じて困難を具体的に解決してくれる。

《毘沙門天像》鎌倉時代 13世紀
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《兜跋毘沙門天立像》平安時代 10世紀末〜11世紀
毘沙門天の冠は、宋代において三面の冠であることが特徴
ちなみにこの像(兜跋とばつ〜)は、地天女に支えられた台座に立つ。
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《普賢菩薩像》鎌倉時代 13世紀
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六牙の象の頭上には、明王を思わせる「三化人(さんけにん)」がたつ
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《妙法蓮華経変相図》
宋時代 11〜12世紀
妙法蓮華経を絵画化。さまざまな尊仏が人々を救う。以前も見たことはがあるがやはりまたじっくり見たい。
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三面の冠をかぶった毘沙門天や象に乗った普賢菩薩もいる
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第1章(2)救済の最前線ーたたかう仏像のさまざまな姿ー

備忘録
↓
千手観音 ー「陀羅尼」ー 二十八部衆
釈迦如来 ー「大般若経」ー 十六善神
薬師如来 ー 十二神将

《千手観音二十八部衆像》南北朝時代 14世紀
素晴らしく精緻に描かれ、表装の裂も見事な緞子
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頭上には風神雷神も
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《摩尼宝珠図》鎌倉時代 14世紀(部分)
波立つ大海に、三弁の宝珠を要する二階建ての楼閣が光り輝き、二龍王が宝珠を掲げている。
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《十王図・二使者図》元時代 14世紀
2023年「あの世探検 地獄の十王勢ぞろい」展でずらり全幅鑑賞したが、今回はその一部。色鮮やかな十王図、前期は閻羅(閻魔)王と変成王2幅と直府使者2幅。《二使者図》に改めて注目した。
〈直府使者〉
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左幅の三つ目の鬼卒が持っている剣には北斗七星が描かれている。
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第2章 静嘉堂の仏像×俑

武装した神将像の鎧はどこから来たかなど考えたこともなかったので、新鮮な驚きだった。
中国において墓の副葬品である俑は、秦始皇帝時代の兵馬俑が有名であるが、中国・南北朝時代後期〜隋・初唐(6〜7世紀)の武装俑の鎧の形は同時期の仏像にも取り入れられ、日本に伝えられた。中国ではその後時代に連れ形は変化していったが、日本ではこの唐時代の鎧が「仏像の鎧」として定着したそうだ。

《加彩武人俑》後漢〜西晋時代 2〜3世紀
歯を食いしばって戦う姿が勇まし(くもカワイイ)。槍を投げるポーズかな。
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《加彩鎮墓獣》唐時代 7世紀後半〜8世紀
人面と獅子面で一対。肩から生えているのは翼?前脚は虎柄で、足はなぜか蹄。腹の模様はエスニック。この造形の面白さにぶっ飛んだ〜こんなものが静嘉堂文庫にあったなんて!
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《加彩神将俑》唐時代 7世紀後半

開口像は「裲襠鎧(りょうとうがい)」、閉口像は「明光鎧」を着る。
「瞋目(しんもく)」という、左右の目の向きを微妙にずらした表現は、のちの日本の四天王像や不動明王像にも通じる。
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《三彩神将俑》唐時代 8世紀
頭に鳥、袖に象と鰐の合体、膝に像、など獣面装飾が豪華!
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《三彩神将俑》唐時代 8世紀
逆立つ髪の毛は密教尊の姿の影響と想定できる
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頭についているだんご三兄弟は何??ここだけテイストが違う〜
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第3章 十二神将像と十二支の世界

《十二神将立像》鎌倉時代 13世紀
初公開。檜材一木造り、小さなお像だが、力強くなんとも素敵。今日の妄想お持ち帰りはこれにしようか。巳神か未神かは不明
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《十二霊獣図巻》室町時代 16世紀
前回見た(https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1985974044&owner_id=2083345)のと別のが見られた♪霊獣もまた人の想像の賜物、楽しい。
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そして、最後は、《十二神将立像(浄瑠璃寺旧蔵)》鎌倉時代 安貞2年(1228)頃
長くなるので、アルバムを見ていただきたい。7躯の展示期間は以下の通り。
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ホワイエの展示も見逃せない。
 
ホワイエ 象徴から図像へー刀に刻まれた仏ー
《刀 銘 肥前国忠吉》桃山時代 17世紀
佩表に倶利伽羅龍、裏に不動明王像と梵字が浮彫されている。
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3月22日まで
前期は2月8日まで。

アルバムあります
https://photo.mixi.jp/view_album.pl?album_id=500000121403666&owner_id=2083345

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