mixiユーザー(id:8077411)

2025年08月05日06:47

16 view

短歌

日曜の靴にまぎれて赤い実はきのうの夢の続きをしてた #短歌



走り出す人を見ていた バスに間に合う それだけでちょっと泣きそうになる #短歌



信じたら濡れそうな空 コンビニの軒でことばが降ってくる午後 #短歌



ミュートされたままの気持ちがどこまでも数を増やして流れていった #短歌



車庫の奥 誰も乗らない時間だけスパイクタイヤがやわらかく光る #短歌



たばこの灰もまぜて描いた青の中 爪に残った星だけが知る #短歌



もう見てるひともいないのに貼られたまま光だけ受けている賞状 #短歌



天国でもたぶん月曜は月曜日 テレビが街とつながっている #短歌



焼け石にペリエ あたたかいだけの午後がきみから遠ざかっていく #短歌



ねえザムザ 行けない場所の地図ばかり折りたたんではなくしていったね #短歌



体温計を口にくわえて目をとじる ちがう理由が生まれますように #短歌



予報には映らないまま広がって心の奥でゆっくり崩れる #短歌



こわれかけの階段だけが答えるの ほんとうにあったわたしたちにも 短歌



きもちとはぜんぶ話せず歩いてた横道に咲くくずもちの花 #短歌



きれいすぎるものはすこしだけこわくて漂白のあと黄ばみが残る #短歌



抱きしめてくるつもりだったでしょうあなたの夏が心をつらぬく #短歌



濡れた床 売れ残りの傘 この店に誰かのままの暮らしがある #短歌



駅ナカの売り場に光るワゴンにはしあわせに似たバームクーヘン #短歌



それでもさ叩かれている姿だけよく撮れてるのなんかいやだね #短歌



言えなかったね ぱちんと音をたて蔓だけがもう戻らないこと #短歌




★




0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2025年08月>
日 月 火 水 木 金 土
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

最近の日記

もっと見る