10月23日水曜日。
今月も残り1週間。再校戻しの理想は今月中というスケジュールが重い。
せっかち(イラチ)な性格だから期限より前に終わらせたい、などと理想は高いのだが、能力が追いつかない。要は、頑張っても見落としが増えるだけなので、思い通りには出来ないのだ。
一日中籠もりっぱなしというのも身体に良くないので、雨があがったタイミングで日が落ち始めた夕刻、散歩に出た。
家から5分のお宅は、かつての犬友だち家だ。3〜4年前、そこで飼われていた保護犬は亡くなっていた。同病相憐れむじゃないけど、ラズリが亡くなったことを知らせることで心がラクになるはずだ。
玄関のチャイムを鳴らして15分ほど話を聞いてもらった。
私より4つ5つ年上の男性。昨年、車を買い替えられた。およそご年輩が乗られる車ではないくらいの最先端な車種。
遠出をされましたか? などと尋ねてみたら、つい最近、鎌倉から京都、京都から北陸に抜けてぐるっと北上して帰鎌したと言う。全走行距離が1300キロ。
すごい、と感心したら、「体力があるうち、行きたいところへ行ったほうがいいよ。ラズリの介護から解放されたんだし」などとアドバイスを受けた。
確かにそうだ。
私より年輩のかたと話すと、共通して同じことを言われる。やりたいことはとっととやりなさい。
昨日、スーパーのレジカウンターで感心したこと。
それは、レジの人ってAIをしのぐ能力だということ。
乱雑に食材が入れられたカゴから、硬い商品(トマト缶)や生鮮食品(豚肉)や押し潰されやすいパン類(クロワッサン)などなどをスキャンしながら別のカゴに、丁寧に並べて、積み重ねていく技術。
レジ打ちの女性はどう見ても私より年上で、どこにでもいそうなおばちゃんだが、手先の器用さも含め、見事な手さばきだ。
彼女に限ったことではなく、どのスーパーでも皆さん、頭がいい。
世の中の風潮はAI一択で、あらゆる取り決めがAIによってなされている。
以前、笑ってしまったことがあった。
三浦海岸の湿地帯に生えている稀少な海藻が絶滅の危機に瀕し始めている。それを調査しまとめている若き学徒がAIを駆使して三浦半島一帯の準絶滅危機Mapを作成した、というのだが、AIが作ったらそれは正しく、彼独自の視座でまとめたら正しくないなんてわけがなかろう。むしろ、実地調査をした研究者が自らの判断で絶滅マップを作成するほうが正しい。
AIは経験則のみに長けた公務員の如くで、データの関数や法則性を把握するこが得意なだけだ。だいたいに於いて、当たらずとも遠からず、といった塩梅で、ネットの「食べログ」レベルでしかない。そんな予測を有り難がっている暇があるのなら、自らの足と頭で物事を考えろ、だ。
私はレジ打ちのおばちゃんを断固、支持して、感謝したいと思う。
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