8月12日月曜日。
先週の金曜日土曜日、そして新たな週になって日曜日月曜日。
昼ご飯を済ませたら涼を求めて図書館に通う習慣が出来てしまった。いちばん暑い時間、観光客も含め歩いている人はほぼほぼいない。通行人よりクルマのほうが多いくらいで、建物からもクルマからも大量の湿った熱風を吹き出してくるものだから、暑くて仕方ない。
図書館では土日の2日間をかけて、「部落解放」増刊号を読む。学生時代の友人が部落解放文学賞を受賞し、分厚い雑誌を送ってきた。
おめでとう。
しかし、私としては夏休みの宿題=読書感想文を課せられ、しかもこういうことは早ければ早いほど誠実(な人格)だとされるため、原稿用紙換算300枚の小説を少なくとも2日で読んで1日で感想をしたためなければいけない気分。
高校時代は図書館に参考書を持ち込んで勉強していたし、社会人になっても図書館に資料と原稿用紙を持参して記事を書いていたので、ネットもあればコーヒーもスマホもタブレットもすぐそばにある拡散した環境より、図書館のほうが落ち着いて出来る。
昨日で読了し、今日は選評を読んで、頭の中で自分なりの感想をまとめた。
帰宅後、ささっと書き散らし、投函しに郵便局へ行った。これで8千歩に到達。
編集者のおかげで全集の校正がふたたび軌道に乗って、静的生活になった。池澤夏樹の小説タイトル『スティル・ライフ』は静物画の意だけど、静かな暮らしというのが私にはぴったり来る。
世の中から抜け出して静かな生活を送る、というのは、考えてみると高校時代に夢想していた生き方だった。大学は北海道理類にでも進んで、社会と稀薄な人生を送るという夢想な甘美だった。
その甘美さはないけれど、いまの生活は落魄者のそれで、悪くはないと思う。
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