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2023年06月14日20:30

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カラミンサの鉢をいただく

 本日の天気は終日、雨もしくは曇との予報だったが、朝、浴室を洗った際、ついでに黒ジーンズを手洗いする。雨が降っていなかったので、手で絞って外の物干し竿に掛けた。脱水機を使っていないため、3時間くらいは雫がポタポタと落ちるだろう。昼イチまで雨が降らなければいいな。
 相変わらず詩人の草稿をああでもないこうでもない、と並べ替えてみたり、ぎこちない散文を韻文に変えるべく詩のような行替えをして整えてみたり……。
 ラッキーなことに雨は夕方まで降らなかった。
 今日はわざわざ日記に書き留めておくこともないか。
 午後5時前、玄関のチャイムが鳴った。
 現れたのは市民運動グループ歳年長の女性だった。手に鉢を抱えていらっしゃった。

 カラミンサ ”グランディフローラ・バリエザータ”
 ピンクのお花が初夏から晩秋まで咲きつづけるかわいらしい宿根草です。触れると株全体からミントの香りがします。

 説明書きにはこう書かれていた。
「お見舞い」だと言われる。
 私は頚椎症性神経根症になって激痛を抱えたことを理由に、この市民運動から身を退いている。理由は病気だからではない。身体の痛みはリリカの服用で耐えられる。
 なんとなく嫌気が差していたのだった。やることなすことがあまりに教条的で、言っちゃなんだが「年寄りの繰り言」を羞じらいもなく主張していることによって、賛同者を増やすよりもむしろ減らしているのではないか? 
 講演会を開催したら確かに人は集まるのだが、参加者の九分九厘は65歳以上だ。街に出て署名活動をしている様子を引いて見てみると、大半の通行人は遠回りして避けていて、自分が学生時代の頃、大学構内や横浜駅でビラまきをしていたのよりさらにダサい。
 なんか会議に出るのも活動するのも億劫になった。
 こうして「お見舞い」をいただくと、申し訳なさが募る。しかし、彼女の意図はお見舞いではなく、案外と私の本心をご存知のような気もする。慰撫して差し上げましょう、そのうちやる気になれば復帰してね、と。
 紀ノ国屋で買ったのか、高かったに違いない。二重に恐縮してしまった。
 トランプとその支持者をテレビニュースで見ていると、知性と良心を失くすことによって規範や道徳から解放されて天真爛漫になれる様子が伝わってくる。これは自民や日本維新の支持層にも言えることだ。
 時代は確実に反知性へと流れていて、古びた教科書の文言のようなことを主張している限り、ますます右傾化する。私が学生の頃、サヨクは明るかったし、かっこよかった。しかし、それが今や逆になった。たまに鎌倉駅や横浜駅で共産や立憲の駅頭活動を見ることがあるのだが、自民に較べると活気がない。電通的な戦略でもとらない限り、良心的な市民運動は今後ますます衰退していくのでないだろうか。
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