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2022年07月11日19:34

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プロムシュテットのベートーベン

 昨夜の午後8時、テレビ各局の参院選開票速報をザッピングしながら見た。1時間ちょっと見ているうち、自身の心が荒れているのを感じ、NHK教育の「クラッシック音楽館」にチャンネルを合わせたら……、ベートーベンの交響楽第3番「英雄」の演奏だった。いや、クラシック音痴なので、新聞のラテ欄を見て、わかったのである。
 調和の取れた穏やかなハーモニー、優しさが前面に溢れた指揮者。プロムシュテットというかたが指揮者らしい。最初は5分くらいでテレビの電源をオフにするつもりだったが、最後まで聴いてしまった。30分、聴き続けたから言うわけだが、自分に今足りていないのは温かな心だ。上手く言えないのがもどかしいけれど、社会から切り離されたときにかかってきた友の電話だとか、荒れた社会に呼応した敵愾心とは真逆の旋律、というような情感が乏しいのである。プロムシュテットの指揮は0.3秒くらい早い段階で、「音を抑え気味に」とか「さあ、主旋律はあなたの番ですよ」などと指示を出しているような気がした。演奏者に対して最上級の親切さなのである。
(ズブの素人なので、おれの勘違いだと思う)
 見終わってから、また選挙速報を見たのだが、15分くらいでもういいやとテレビから離れた。
 寝るまでイスタンブールが舞台の『レイラの最後の10分38秒』という長編小説を読んだ。昨日の午後3時、本の話題を中心に書いているお気に入りブロガーの日記でこの本を知り、図書館に行って借りてきたのだった。そのブロガーも誰かの感想を読んでこの長編を知り、読んだそうだ。こんないい本を紹介してくれてありがとう、と感想を締めていた。

 バケツ畑に植えたプチトマトの苗が日増しに成長している。苗と言ってもダイソーの入口で売られている2袋100円の種を植えて育てている「安物」だ。もし実がなっても市販のプチトマトに較べると皮が固くて不味いだろうと思う。
 それでも空に向かって枝を伸ばし、莖もどんどんと太くなっている様子を見てると和む。朝夕、そっと水やりをしながら、心の中でトマトに声援を送っている。頑張れ頑張れ、と。
 
 
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