mixiユーザー(id:6486105)

2021年08月19日19:59

207 view

避暑目的で鎌倉歴史文化交流館へ

 朝10時時点で暑い、暑すぎる。2階建ての2階の部屋でパソコンに向かっていると、それだけで消耗する。
 午前11時半、原付バイクを動かす目的で隣町の大型スーパーへ。風を切って走っていると気分爽快で暑さは気にならない。胚芽米2キロ、バターロール8個、鎌倉ハムの腸詰め、冷凍の鰈、豚肉の塊、鯛のお刺身といった食材と、ポテトチップス、シュークリームなどを買う。牛乳はやめてインチキっぽいマスカットジュース(帰宅後すぐに飮んでみたら、本物のマスカットよりマスカットっぽかった)。
 午後からiMacに向かうも、午後3時前にいったん撤退。しかし行き場を失う。
 こういう時は冷房の効いた公共施設か、と思って、自転車で鎌倉歴史文化交流館に行くことにした。昨年秋に続いて2回目。7月末から「発掘調査速報展」が開かれていて、さすがにいま近所で掘り返している発掘現場の出土品はないだろうが、前回にはなかったお皿や漆器が展示されているはずだ。
 コロナの自粛に加えて閉館45分前着ゆえ、館内には私以外、一人しかいなかった。快適な空調下、ほぼ館内を一人占めしてゆっくりと出土品を見られるのはありがたいよ。
 ほぼ完全な硯があった。形も大きさも今と同じ。鎌倉時代から同じ素材・同じ形で現代に至っているというのは感慨深いものがある。青磁の茶碗も現代とまったく同じ色と形で、ブックオフに110円で売っていそうなお茶碗であった。
 鎌倉時代から室町時代の関心より、私はむしろ15世紀から18世紀の鎌倉に興味を抱いている。
 1633年11月、沢庵和尚は江戸を発って鎌倉を目指した。2日目に京急金沢文庫駅近くの称名寺に立ち寄り、3日目、鎌倉に入って鶴岡八幡宮の宿に泊まる。翌日、極楽寺を参拝し江の島へ……。
 交流館の説明展示によれば、「人住まざれば獸の住処となる」(沢庵の『鎌倉巡礼記』)くらいに鎌倉は荒廃していたらしい。昔むかし読んだ話だが、江戸時代の一時期、全人口が800人となり僧侶と漁民くらいしかいなかったと。そんな鎌倉にタイムスリップして探検したいものだ。いや、やっぱり鎌倉時代の賑やかな頃のほうが面白いか。来年の大河ドラマは鎌倉だし。
 ここ数日、横浜の哀しい昭和の物語漬けだったので、朱鮮やかな漆器を見ていて心が和んだ。800年前の商家あたりが使っていただろうお皿だけど、現代人の平均的審美眼より優れた感性であったような気もする。ディテールを眺めていると素人の私なのに、巧みな職人技がわかった。文明化が進むにつれて身体も知性も進化するのだが、感性だけは3千年前も800年前も2021年も人間、同じだ。
 閉館ぎりぎりまで出土品を見て、4時ちょうどに駐輪場へ。
 帰り道、正宗(名刀正宗の工房がまだある)に寄って、刀じゃなく包丁をしばし見た。以前は小遣いで買えるペーパーナイフが置いていたのだが、大した儲けにもならないだろうから、作るのをやめたのかな。
 8月も残り10日あまり。予想では歴史文化交流館や国宝館も休館になるだろうと思う。
5 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2021年08月>
日 月 火 水 木 金 土
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031