テレビのワイドショーなんて見るものじゃない。ネットにアクセスして情報を探すのも同様、あまりやらないほうがいいと、今日は朝から憂鬱な気分になった。
朝9時半、ラズリの散歩を済ませ、朝食もとって、朝刊を読み終わった。もう一杯珈琲を飲んで、テレビをつけたら、お決まりのワイドショーが流れていて、黒鉄ヒロシなる老人が北朝鮮問題に絡む韓国政府をして「朝鮮民族は非常識、昔から日本は煮え湯を飲まされてきた、付き合わない方がいい!」と断言し、朝鮮出兵でもしたいのか「憲法が邪魔しているから改正を」と続けて発言していた。
煮え湯を飲まされてきたのは日本よりもむしろ韓国なのではないか? 日本史や世界史を少しでも学んだ人間であるなら、韓国を含む東アジアで日本の帝国主義がいかに民族差別的であったかわかるはずだ。
ここ5年、ニュース番組でもワイドショーのようなエンタメ番組でも、他国を感情的に嘲笑することが問題視されないどころか、<日本人としては当たり前の思考>とされている。とりわけ韓国と中国に対しては、少しでも親近感を見せることさえタブーになってきた。
スマホでニュースを見てみたら、「富士山に外国人観光客は来て欲しくない」(野口健)と中国人観光客を小馬鹿にする論調が溢れ、韓国ウォンのレートを調べようとしてGoogleにアクセスするとレートの下に「ちょん、死ね」というコメントが掲載されている。こちらは韓国のガイドブックを読んでいて、釜山港のそばにある大衆食堂で韓国メシを食べたいと想い、正確なレートを知りたいだけで、どうしてヘイト発言を目にしなきゃいけないのか?
ヤリイカの刺し身をチョコチュジャンという酢味噌かサムジャン(包み菜用味噌)で、水キムチ、タコの塩辛、豆の炒め物、ナムルと併せて12000ウォンくらい……。日本円でいくらになるのだろう? 昼ごはんでこれくらい食べたら、小食な私だと夜は7000ウォンのビビンバ一杯で十分だ。レートを見ただけで、なんでこんな不快感を味わされるのか?
在日韓国人であれば、不快度数は私の100倍に達するはずで、不快を超えて恐怖感すら覚えるであろう。
中国人観光客は私が住むお寺にもたくさんやって来る。タバコの吸い殻をポイ捨てするのは決まって「日本人」業者、「日本人」の老人で、中国人団体客よりマナーが悪い。
山中湖は別荘族の貧困化に伴って、中国人観光客だけで食っているようなムラとなって、バスターミナルの2階にあるカフェなんて平日は中国人100人・日本人私1人なんて状況である。マナーがどうなのかわからないが、中国人が一斉にいなくなるとムラは崩壊するところまで来ている。いや、私の生活も崩壊する。先日買った東芝のサイクロン掃除機も今使っているiPhoneも実際の組み立て工場は中国だし、冬用の分厚い靴下もインナーウエアもメイド・イン・チャイナだ。靴下一足に1500円以上を払う富裕層以外、ほとんどの日本人は直接間接を問わなければ、中国人に養ってもらっているようなもんだ。サムスンのICチップやSSDなどを搭載していないパソコンやスマホはないから、韓国をそこまで嫌うのであればスマホを持つな、とも言いたい。
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