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2018年12月20日20:57

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呪われた夜

 昨夜、高校の恩師宛ての礼状をパソコンで書いた。といっても下書きの下書きみたいなもので、本ちゃんはそれを元に推敲しながら便箋に手書きで書く。だから、要点を書き出すようなメモに近い。
 それでもこのために3時間半を要した。先生が主催されている結社の短歌誌を読むのに2時間以上かかった。約300首の歌が掲載されている。毎号、「題」で1歌、自由詠を1歌という決まり事があって、今回の題は「糸を詠む」であった。
 裁縫で使う糸を詠んだ歌が多かったが、蜘蛛の糸、納豆の糸、凧糸などなど、さまざまな糸がある。
 
 いつよりか抗ふことも無くなりて中島みゆきの「糸」を聴きをり

 そうだった、中島みゆきの代表曲に「糸」があった。
 試聴したくなってYouTubeで聴いた。こういう寄り道をしていると、ますます時間が経ってしまう。
 どうにかざっと全部の和歌を読んで、感想を書こうとパソコンに向かうのだが、小学校時代の読書感想文よりもしんどい。というか、緊張してしまう。
 とりあえず最後まで書いて、どうせ明日便箋に向かうわけだから読み返すこともせず、YouTubeに戻る。
 あなたへオススメで、イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」のギター演奏が出ていた。ときどき海外のロックを聴くものだから、AIが「ギター・トピックス」からチョイスしたのだろう。

 ギターを聴くというより、女体を眺めるほうに比重がかかってしまった。
 さらに、こんな「ホテル・カリフォルニア」も聴いて、疲れていた脳が一挙にリラックスできたのだった。

 京都で浪人していた時、「呪われた夜」という曲でイーグルスが好きになって、翌年、この「ホテル・カリフォルニア」が爆発的に大ヒットした。いやあ、懐かしい。なにが懐かしいかと言うと、京都の三条通りだったか蛸薬師通りだったかにあったロック喫茶「飢餓」で「呪われた夜」を聴いたのである、マリファナを吸って。「飢餓」はかなりヤバい店で、その頃は絨毯敷きの店内で客らはごろごろしながらロック(と酒)に酔っていた。で、なぜか「呪われた夜」がかかっていた日、私は隣から回ってきたマリファナを吸うはめになった。「飢餓」は深夜になると、ときどきこういう違法があるらしい。とてもいけないことだと思います、浪人生がこういう悪所通いをすることは。
 私と同年代かその上の世代で、京都のロック喫茶「治外法権」とか「飢餓」の悪事について語っているネットユーザーはいないかしら。
 さて、本日、先生宛の手紙を清書する。昨日書いた下書きは半分くらい役に立ったが、半分はまったく違うことを綴った。また2時間近く費やしてしまった。
 書き終えて一服、という気分でまたYouTubeに接続すると、トップに女性ギターリストの動画が出て来て、AIは私の特性をよーくご存知かと思う。演奏より画面に見入ってしまったのだった。


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