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2018年05月18日08:26

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グランツーリスモSPORT FFで、PLUS ULTRA

グランツーリスモSPORT FFで、PLUS ULTRA
 FFは、スピンをしない、スピンさせようとしても簡単にはスピンしてくれない車だ。FRがスピンに悩まされるのに対して、FFの悩みはパワーアンダーになる。とにかくアクセルを踏むとアンダーが出てコースの外へ車が流れて行く。これは、フロントタイヤが空転して滑っているためで、アクセルを戻すか、軽く左足ブレーキをちょんと踏むことで解消できる。だが、やはりコーナリング中に減速すれば、タイムは落ちる。できるだけ減速しないでアンダーを抑えたい。それが、PLUS ULTRAの始まり。
FF車のアンダー対策 ドラテク編
ガバッとステアリングを切る
 これはプロのレーサーもやっているドラテクで、FFの常套手段だ。コーナー前、ステアリングを素早く多めに切ってしまう。すると一気に強めのヨー(回転しようとする力)が発生し、普通に走るよりアンダーが軽減される。FFがコーナーで急激に曲がっていくのを見たことがないだろうか。それが、これだ。アクセルを戻すことでアンダーを抑えているのではなく、ステアリングを素早く切ることでアンダーを抑えているため、スピードを落とし難いメリットがある。これは、頻繁に使うドラテクで、パッドコントローラーの真骨頂、荒いステアリング操作が成せる技だ。ラリーゲームでは、頻繁に使うので、誰でもやっていると思っていたら、FRでこれをやるとスピン必至なので、サーキット走行中心のプレイヤーは、あまりやらないようだ。FFでこの癖がつくとFRが走らせ難くなる、と考えているプレイヤーもいるだろう。このステアリングを切るスピードと切り角の調整は、ドライビングの基礎なので、FFでもFRでも扱えるようになるのが理想だ。このFF特有の特徴は、ラリーからサーキット走行に移行したプレイヤーや、初心者、そして、パッドプレイヤーに適している。それが、初心者は、FFから始めよう、という理由でもある。初心者の場合、とにかくステアリング操作が荒い。これで、FRをTCS OFFで走らせようとかは無理だ。FFで、素早くステアリングを切るテクニックを覚えるわけだ。
繊細なアクセルワーク
 ステアリング操作に比べて、FFのアクセルワークは、繊細になる。とにかくアクセルを踏み過ぎればアンダーが出るため、慎重なアクセルワークが必要になる。それでもFRに比べれば、まだ楽だ。オンラインレースをしていて、アドレナリンどばどば状態でも、冷静にアクセルワークをする必要があって、その練習にFFは、最適なのだ。コーナーで、ぐっと我慢をしてアクセルを踏むのを待つ忍耐が身につく。さらにコーナリングを速くするには、軽くアクセルを煽って、荷重を後ろへ移動させてから、前へ移動させ、フロントタイヤのグリップを増し、アンダーを抑える。後ろへ荷重を移動させてから前へ移動させた方が、荷重移動に慣性が働き、前荷重が少し長めになる。コーナリングで、パーシャルスロットルになって前荷重が抜けてしまった時に、減速して前荷重にするのではなく、一度アクセルを軽く踏んで荷重をリアへ移してからアクセルを戻し、フロントへ荷重移動させる。フヮン、フヮン、とアクセルを小刻みに煽っているのは、そのためだ。そうすることで、ほんの少し、速くなる。コンマ何秒の世界だが、これがタイムに意外に効いてくる。
ライン取り
 サーキット走行の要なのがライン取りだ。レコードラインを走らせるのだが、車によってもレーサーによってもレコードラインは変わってくる。自分は、走行ラインは、表示しないのだが、独特の走行ラインを取ることが多いからだ。特にタイムを出しに行く時は、かなり大胆に走行ラインを変えていく場合が多い。FFを使いこなすのに重要なテクニックがこの走行ラインだ。では、どうやって走行ライン上を走らせているか、という問題。コーナリングはステアリングでする、と思っているプレイヤーもいるかもしれないが、FFは、ほぼ、アクセルワークでコーナリングをしている。つまり、ステアリング操作でラインを走らせているわけではなく、アクセルワークでライン上を走らせているわけだ。レコードラインからインに入るようならアクセルを踏み、アウトに出るようならアクセルを戻す。この微妙なアクセルワークでラインを決めている。ステアリングは、切り角が一定なのが理想。だが、そう上手くもいかない。ステアリング操作が必要な場合は、実は、コーナリングに失敗している。最初に切ったステアリングの角度をそのままにアクセルワークだけで、コーナーを抜けられるのが理想。コーナーを抜けて直線に入る前にステアリングを戻す。これは、複合コーナーの多い鈴鹿でも同じ。鈴鹿の複合コーナーをステアリングの切り角は一定にして、アクセルワークだけで回れるようになると車は、非常にスムーズに速く走るようになる。プロレーサーのテクニックだ。FFの場合は、初心者でも、これを目指す。TCSをOFFにして、レーサーのようなドラテクを使ってサーキットを走る。FFは、意外に高度なドラテクが身につく車でもあるのだ。初心者が、TCSをOFFにした状態で、FRとFFを走り比べてみると良いと思う。TCSを切った方が、速く、車の性能を十分発揮できるのは確かなので、FRでもTCSを切って走るプレイヤーは多いが、実際には、スピンしまくりだ。だが、FFはスピンしない。TCSがOFFでもONでも、大して変わらないと思う。これがFFという車の特性だ。スピンしまくりは、本当に辛いので、初心者は、FFを使ってレースを楽しもう。パッドプレイヤーも、FFなら、そんなに引けを取らないので、ハンコン勢に対しても十分戦っていける。初期の段階で、レースを楽しむならFFだ。Gr.4では、もう、すでにそうなっていて、オンラインレースでも上位にFFが並ぶことが多いのだ。同じパワー、同じカテゴリーのレースなら、FFは、かなりの強敵になる。同じカテゴリーでFRでFFに勝つのは大変なのだ。レースでスピンをしない車と戦う難しさを考えるとわかると思う。もう、反則レベルの強さになってしまう。つまり、FFは、決して速い車ではないが、強い車なのだ。雪道や、凍結路面になると、このFFの強さが、もっとはっきりと現れてくる。















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