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2017年12月31日21:15

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今年もいろいろありましたが、終わりよければすべてよし

 今年も残り一日。 
 寒気が少し緩み始めた午前11時、浴槽の湯を追い焚きした。38度を超えた湯温になったところでオフにし、ラズリを抱きかかえて浴槽にそっと浸けた。
 ラズリ、お洗濯の時間です。
 手桶で背中に湯を10回20回と掛けて、十分に濡らしたところで、石鹸シャンプーを付けては洗い、付けては洗うの繰り返しだ。
 合成洗剤と違って石鹸シャンプーは指が痛痒くなることがない。犬用のシャンプーがあるにはあるが、体洗いはできるだけ天然系がいい(と思う)。
 犬の全身を洗うと30分は掛かる。髪の毛をシャンプーする12倍だが、毛に覆われた面積からしたら、それくらいが道理だ。
 バスタオルを使って湯を拭き取るのにも10分近くかかる。
 そして、浴槽を入念に洗い、排水溝に溜まった毛などもきれいに取り除き、ついでに浴室の壁を拭き掃除をしたら、さらに20分くらい費やす。
 年末の大掃除の一つ、と言えなくもない。
 
 私のような暇人でも昨日と今日はスマホに何件も電話があったり、こちらから掛けなければいけないこともある。1年が終わるのってこういうことか。人間が終わるとなれば、1年の何十倍もの労力を求められるのだろう。
 午後2時、半乾きのラズリを連れて散歩に出た。昨日は買い物客や観光客で賑わっていたが、今日は普段の日曜日より人出が少ない。
 途中、知り合いのカフェに寄ったら、ラズリは食パンをもらった。
 ちょっと申し訳ないような気持ちになったので、「ラズリを家に帰したら、もう一回お邪魔して珈琲をいただきます」と言った。
 家に戻って、トイレや門の前を掃除し、返信を要するメールに返事を書いてから、カフェに引き返した。
 大晦日である。15分くらい当たり障りのないご挨拶をして帰る心づもりだった。
 それで15分が経った頃、私と同年輩くらいの男性が来店し、店内の写真を撮り始めた。聞くと、店のHPをご厚意で作ってくれているかた、とのこと。
 が、お互い、割と軽はずみで自己紹介を始めたら、話が合って興が乗ってしまい、結果的に2時間半ほど話をしてしまった。よりによって1年でもっとも忙しいような日に。
 私に「来年、どんな本を作ってみたいですか?」というような質問を安易に振らないで欲しい。話が長くなるに決まっているじゃないか。
 店を出たら東の空に大きな月が浮かんでいた。
 晩ご飯を食べたあと、メイ・サートンの『総決算のとき』を読み始めた。余命1年と宣告された女性が自分と向きあうドラマだ。現在ガンで闘病中の友人がどんな心境でいるのかという一端を、この本を通じて私にメッセージしたいのだろう。
 (こういうことを日記に書いていいものだろうか。)
 (いいとか悪いとか、倫理的であるとか非人道的であるとか、そんなことは世の中が決めるのではなくて自分で決めることだ。)
 大晦日の夜は、自分にとって大切なことをしたい。時間を無駄にしたくない。
 日記をアップしたら本に戻る。
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