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2016年01月24日21:50

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久しぶりに図書館へ

 返却期限が迫ってきたため、自転車で図書館へ行った。歯医者とスーパー以外で初めての外出か。
 早期退職仲間から「図書館にいるのがもったいないような美女が入った。外見ばかりじゃなくて声もいい」というメールを一昨日にもらっていたのだが、カウンターには私より年上とおぼしきおじさんおばさんしかいなかった。日曜日に訪ねたのが敗因だろう。
 返却口で対応したおじさんから自然な口調で「ありがとうございます」と言われたのだが、半病人状態のせいか温和な口調が心にしみ入った。これが新スタッフの美女であれば10倍感動するのだろうか。
 本を借りると当然返却があるため、今日は借りず。雑誌閲覧室も混んでいたので、さっさと帰ることにする。
 来た道を引き返して若宮大路の広い歩道をゆるゆると走っていたら、よく会話を交わすボロい洋品店のご主人が私を認めて手を振る。私も手を振って通り過ぎようとしたら、「あら、冷たいじゃない。急ぎなの?」と言われたので、「歯の痛みから体調崩してさ。いやになっちゃったよ」と応えた。
「そっかー、わかる、よくわかるよ。今日は風が強いから気をつけて早く帰って」と温かな言葉を掛けてくれた。その時初めて、オヤジの顔をしげしげと見たら、彼の肌色があまりよろしくないように映った。くすんだ色と乾燥しきった肌つや。
 
 昨夜、正確には今日の午前0時、NHKのBSでデビッドボウイの追悼ドキュメンタリーを観た。ダイニングの液晶テレビではなく、照明を最大限落とした自室でMacbookをパワードスピーカーに繋いで観る。デビューから80年代後半を中心に、当時のボウイと実際に仕事をしたギタリストやプロデューサーらがエピソードを証言し、節目になった曲をフィルムで流すという構成だった。
 東西ベルリンの壁のそばで1987年、ボウイは大規模なコンサートを開く。「ヒーローズ」というヒット曲をひっさげて。
 ボウイの下で演奏していた男がインタビューに答えて「スタジオで音合わせをやっている間、休憩中に私は外で待っていた恋人と会いました。そんなボクらをボウイが見ていて、ベルリンの壁で落ち合うカップルを歌ったのがヒーローズです」と。
 いいドキュメンタリー番組だった。
 で、朝、朝刊を開いて順々に読んでいたら、一面の半分くらいを使ってデビッドボウイの特集を組んでいるではないか。それもご丁寧に「ヒーローズ」について詳しく書いている。NHKのドキュメントと被っている内容だ。
<ベルリンの壁で落ち合う恋人たちから着想を得た、というのが定説だったヒーローズ。ただ、独メディアによると、バンドの関係者がベルリンで出会ったドイツ人女性との道ならぬ恋がモデルだったと、ボウイさん自身が後に話している>
 うーん、道ならぬ恋だったのか。
 ともかくNHKと朝日新聞が同じ日にボウイを取り上げ、そのどちらも見ることが出来たのが僥倖だ。私、深夜のテレビ番組表なんて普段はまずチェックしないし、新聞の国際欄なんてしばしば読み飛ばすのだが、今日に限ってだらだらと全紙面の全記事を読んだのだった。
 神様のお導きか(笑)。
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