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2016年01月03日21:35

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新橋で友だちとだべって、そのあとまさかの衝動買い

 昨夜の9時から、珍しくNHKで特番のドラマを見た。「富士ファミリー」というファンタジーで、つまらないと思ったらテレビをオフにすればいいという気持ちで気楽に見始めたらこれが好みのツボに嵌まったテイストで、ラストの10時半まで見入ってしまった。木皿泉の脚本は安心出来る。人間性善説に立って書かれたドラマはいい。
<富士山のふもとにある小さなコンビニ「富士ファミリー」には近所で評判の美人三姉妹がいた。長女の鷹子(薬師丸ひろ子)は、一家の大黒柱。自由奔放な次女・ナスミ(小泉今日子)は、東京から夫の日出男(吉岡秀隆)を連れて帰るとすぐに、病気で亡くなってしまう。三女の月美(ミムラ)は面倒な店の経営から逃げるため、さっさと嫁いでいた。年の瀬もせまったある日、笑子バアさん(片桐はいり)の前に死んだはずのナスミが現れ、あるメモを見つけて欲しいと言う。ケーキ、懐中電灯、四葉のクローバー、光太郎……ナスミの文字でメモに残された脈絡もない7つの言葉。このメモをきっかけに騒動が巻き起こる…。>(NHKのHPより)。

 元日の昼間、大阪在住の友人から「いま東京に向かっている」というSMSが届いた。11月に会ったばかりだから彼にしても「念のために伝えとく」くらいの気持ちだろう。彼は東京に奥さんを置いて関西の仕事をしているので、正月の里帰りといったところでもある。三が日は妻にゴマすってご機嫌をとり5日に大阪に戻る、と書いていた。
 4日は世間じゃ仕事始めなので電車も混雑してるだろうから、今回は会うのを見送ろうと考えた。
 それで「3日なら上京してお茶する気もなくはないが、それでなくても奥さんと関係が悪いんだからせいぜい孝行しなよ」と書き送ったら、1日の夜遅くに返信があった。
「家で妻からがんがん言われて耐えしのぶより風とお茶するほうがいいから3日、会わへんか」だって。
 で、3日午後1時に新橋駅で待ち合わせ、ということになった。
 本日午前11時過ぎ、横須賀線上り電車に乗る。
 午前11時半、車内からSMSで「新橋で馴染みの立ち食い蕎麦屋があるんだが、一緒に食うか?」とメッセージを送ると、「食べてから行く」とすぐに返信。
 午後0時20分、新橋駅着。
 午後0時25分、駅正面のヤマダ電機を冷やかしがてら入ると、地下のデジカメコーナーで某メーカーの現行機種が正月特別価格で売られていた。数をかぞえたら6機積まれてあった。
 午後0時40分、そのデジタル一眼カメラのカタログをもらってヤマダ電機を退店し、「小諸そば」に入る。いつも通りかき揚げ蕎麦を注文、椅子に座って食べる。
 午後0時55分、「小諸そば」を出て店が入っている(この一帯では最も古いビルのくせに)ニュー新橋ビルのトイレに行くと、チップ制だと書かれていた。しばらく様子を見ていたのだが、誰もお金を入れる者がいない。当たり前だ、新橋だもん。が、正月早々に不心得を働きたくないので私は小銭をボックスに入れた。
 午後1時ぴったり、友人と駅前のSL列車前で会う。
 午後1時3分、彼は珈琲よりビールを飲みたいらしいので、気を利かせて『PRONTO』に案内、入店。
 午後1時4分、彼は生ビール、私はブレンドMサイズを手にして喫煙席へ。彼は私よりヘビースモーカーだ。
 午後2時半、まだふたりは腰を上げない。
 午後3時、昨年の夏と晩秋に2度も会ったフリーライターの話をした。「その男は今年65歳となり年金をもらい始めた。どうしようもない三流ライターなんだが、私は彼が目を輝かせながらこんなテーマで記事を書いたり本にしたりしたい、と言っているのを聞いていて、素敵だなぁと思った。力量というのは一流も二流も三流もあるが、人間というのにグレードなんてない、というのが私の結論だ」。友人はしばし黙り込んだ。おい、泣いているのか(笑)?
 午後3時55分、まだ彼は出ようとしない。よほど奥さんといるのが気詰まりなのであろう。
 午後4時過ぎ、私のほうから「じゃあお互い、いい年にしような」などと切り出し、ようやく店を出た。
 午後4時10分、彼と駅の改札口で別れて、しばしの間、後ろ髪を引かれる思い。原因は言われなくてもわかっている、3時間半前に見たヤマダ電機の正月バーゲン「デジイチ」。カタログを見る限りスペック的にかなりよさげだ。が、まだあるかな、6機積み上げられていたけど……。
 午後4時13分、犯人は必ず現場に戻るというのが定説だけど、私もやっぱり戻った。正月バーゲンは残り1台だった。
 午後4時14分、これを誰かが買うと持って行けばアウトなので、箱を右手で掴んでその場に佇んだ。
 午後4時15分、スマホでAmazonに繋ぎ、その機種番号を打ち込む。Amazonでの価格を調べ、最初の口コミを読んだ。これが異様なほどに長い。スマホで読んだので5分近くかかってしまった。
<LUMIXはGF3を使っていました。更に小さくて感度やAF速度が改良されたGM1は登場した時から狙っていました。写真はカメラがないと撮れないので、毎日持ち歩ける小ささと軽さが大切だと思います。
寸法は知っていましたが、実物を見てその小ささに驚きました。レンズマウント以外の部分が薄いので数値以上に小さく感じます。GF3も当時としては良いカメラでしたが、2011年6月発売のGF3と2013年11月発売のGM1(このGM1Sは2014年11月発売)の僅か二年半の間の技術の進歩の凄まじさ。GF3のISO1600よりGM1SのISO3200のほうがノイズが少ない。AFはGF3も速かったのですが、更に速くなり、ほぼ一瞬でピントが合います。
背面のダイヤルもGF3では軽すぎて不用意に回ってしまいました。露出補正が動いているのに気付かなかったことがありましたが、このGM1Sは重めになり勝手に動いてしまうということがありません。充電器はGF3と同じ型番ですが、電池の厚さが薄くなっています。そのために容量も2/3に減りました。究極の小ささを目的にしたカメラなので、この点はトレードオフと思います。
特筆すべきは電子水準機が内蔵されたことです。左右の傾きだけではなく、見上げる見下ろすの前後の傾きも表示されます。ブログに掲載された写真を見ていると水平が出ていないものが多くあります。本人は写真を撮った時の気持ちが強く記憶に残っているので気付きませんが、見る人は気になります。水準器を活用すれば垢抜けた写真が写せると思います。
サイレントモードも加わりました。シャッター音が全くしません。お店で許可を得て写真を撮る時、私は多めに撮りたいのですが、音がすると随分たくさん撮りますね等と言われます。GM1Sだと構図を見ているのかなぐらいにしか思われません。GF3はかなりしゃきっとしたシャッター音です。高級感があって、他人に貸すと良いカメラですねと言われるのですが、音はしないのに越したことはありません。ただし古い蛍光灯の照明などでフリッカーが出ることがります。
オリンパスが1980年に雑誌に載せた広告に「XAにしたら、毎日が撮影日になった。」がありました。レビューのタイトルはXAへのオマージュです。XAというのは画期的に超小型で高性能なカメラでした。大きくて重い一眼レフを毎日持ち歩くのは大変。でも、日常のシャッターチャンスを高画質で捉えたい。そういう目的のために写真撮影が趣味の技術者が自分でも使いたいと設計したカメラです。XAは幅102mm、高さ64.5mm、厚さ40mm、重さ225g。このGM1Sは幅98.5mm、高さ54.9mm、レンズ込みの厚さ54.4mm、レンズ、電池、メディア込みの重さ274gです。レンズがズームな分だけ厚さと重さがやや大きいですが、良い勝負です。ペンタックスのQという1/2.3インチのセンサーを使ったミラーレスカメラがありますが、それと殆ど変わりません。センサーの面積が約10倍のマイクロフォーサーズでも大きさが変わらないというのは凄いですね。
少し気になったのはシャッターボタンの全押しにやや力が要ること。GF3等と同じ圧力なのかもしれませんが、ボタンが小さいために更に押し込む感じになります。このカメラは小さく軽いので手ブレを誘発しやすいのではないかと感じました。キットの12‐32mmレンズは一眼レフのキットズーム以上に高画質ですが、他のサイトの購入者レビューに甘いという表現がありました。購入してからまだ100枚ほどしか撮っていませんが、画素等倍でチェックして甘さは感じられません。最広角側の12mmの周辺部にやや甘さは感じられなくもないですが、それ以外は信じられないくらいに良く写る標準ズームです。それ以上の性能を求めるなら、単焦点レンズかF2.8の高級版のズームを使うしかありません。そういうことから、このレンズを甘いとする意見は微妙な手ブレが原因ではないかと思いました。
手ブレというのは写真を見て像が流れているものだけではありません。拡大して何となく甘く感じるのも微妙なブレが原因の場合が多いのです。自重があり剛性が高い三脚に取り付けても、一眼レフのミラーの振動が影響する場合もあります。
なお、設定に「半押しレリーズ」という項目があります。普通は半押しでピントを合わせ、その後に全押しでシャッターを切りますが、それを半押しでシャッターが切れるように変更できます。手ブレ防止にはこの機能を積極的に使うのが良いと思います。上に書いたオリンパスのXAも触っただけでシャッターが落ちる仕様でしたが、ユーザーからクレームがあったらしく、その後のXA2ではシャッターボタンの遊びが深めに変更されました。小さくて軽いカメラだからこそ、触っただけでシャッターが切れそうなほど軽いレリーズにしたのだと思います。ただし、それがユーザーに受け入れられるとは限らなかったようです。実は最近記念撮影のシャッターを知らない人から頼まれました。LUMIXのコンパクトカメラなので説明を聞かなくても分かると思いましたが、シャッターを押したつもりが切れていませんでした。それもやはり簡単にシャッターが降りては困るという苦情があったのでしょうか。いすれにしろ、時期GM2ではシャッターボタンのストロークを短く、半押しと全押しの識別には慣れが必要なぐらいにして欲しいと思います。GFシリーズとは違い、上級者もターゲットにしているでしょうから、手ブレの怖さを知っている撮影者には歓迎されると思います。
電池の持ちは良くありません。一日で使い切ることは無いでしょうが、毎日あるいは二日に一度は充電が必要に感じました。銀塩のカメラで予備のフィルムを持ち歩くように、ミラーレスでは予備の電池を持ち歩くのが常識かもしれません。
このカメラの最大の特徴はペンタックスのQと並ぶ究極の小ささです。それが必要でなく、自分撮りが必要な場合はGF7にしたほうが良いと思います。私は小ささと軽さを選びました。各部の仕上げも美しく、他人に見せて自慢したいカメラです。>
 これまでに2回、「デジイチ」を買おうとしたことがある。1回目は4〜5年前、世界最小のデジタル一眼という謳い文句で一世を風靡したペンタックスのデジイチで、機種が切り替わるときに19800円で投げ売りされていて、その値段だったら欲しいなと思った。が、撮像素子は一般的なデジカメと変わらないサイズなので、映りもそれなりだろうという冷静な判断をくだして諦めた。2回目は昨年、池袋の某カメラチェーン店でニコンのS2というデジイチが大バーゲンで売られていたのだが、全国の展示品をかき集めているような印象があって(どの箱にも傷みが見られた)、もし50回なり100回なりバッテリーを充電していた品ならバッテリーの保ちが劣化しているから避けるのが無難、とこれも諦めた。
 さて、左手で持っているデジイチ、どうしたものか。
 近くにいたオジサン販売員に、ペンタックスのデジイチを指し示しながら、両者の差について話を聞き、いよいよ欲しくなってきた。Amazonとの価格差は大した額でもないのだが、それでも少し安い。いや、そんなことより正月に福袋を買って陽気にはしゃぐバカ女どもが、実のところ少々羨ましいのだった。
 デジイチが入った箱を元の場所に戻そうという理性が働いたのだが、足は勝手にレジへ向かっていたのだった。
 午後4時40分、左手にバッグ、右手にヤマダ電機の紙袋を持って、地下の横須賀線ホームで下り電車を待つ私である。
http://www.amazon.co.jp/Panasonic-%E3%83%9F%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%82%B9%E4%B8%80%E7%9C%BC%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%83%A9-GM1S-%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%82%AD%E3%83%83%E3%83%88-DMC-GM1SK-T/dp/B00O2TI0XE/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1451823208&sr=8-1&keywords=%E3%83%91%E3%83%8A%E3%82%BD%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF%E3%80%80%E3%83%87%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%AB%E4%B8%80%E7%9C%BC
 
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