昨日に引き続き朝食前から歯茎の奥が痛くて、頬を押さえながら気持ちは七転八倒。ときどきうめき声が出てしまう。歯が痛いのではないので、抗生物質と鎮痛剤で症状の回復を待つもずきずきと頬の奥が脈を打つ。12月から2月にかけて悩まされたものだが、ここ3カ月は改善したのか痛みは治まっていた。
病人のように朝食のペペロンチーノを食べ、マイミクさんから届いた短編集を読んでいたのだが、痛みのせいで何度となく中断してしまう。
昼を過ぎて今日3回めの鎮痛剤。立って動いたら血流がよくなって痛みが増すので、しばらくの間、カウチでだらしなく横たわっていた。午後2時あたりから鎮痛剤が効いてきたのか幾分ラクになったので、クルマでひとっ走り大船のフラワーセンターへ行くことにした。運転中も左手で頬を押さえ、着く頃には痛みが退いて欲しいと願う。
フラワーセンターに14時45分着。園内をゆっくり見て回るだけの気力体力がないので、真っ直ぐ特設会場へ。「自生のアジサイ展」を観る。ここだけを丁寧に見ればいい、と居直ったためか、日本各地の山アジサイが無防備で無垢で無邪気な可愛らしさを醸し出しているせいか、気が付くと痛みはきれいに去っていた。
アジサイの花言葉は、「移り気」「高慢」「辛抱強い愛情」「元気な女性」「あなたは美しいが冷淡だ」「無情」「浮気」「自慢家」「変節」などなど、およそ花らしくないようだが、こと日本のアジサイを見ている限り、正反対に思えて仕方ない。素直な花だと思うのだ。
山頭火の自由律な俳句「まっすぐな道でさびしい」を思い出す。山アジサイはあまり群生しない。まっすぐな道で一輪咲くアジサイはさびしい。
会場と周辺に展示されているアジサイを丹念に見て回り、一部、写真に収めたら、1時間近く経っていた。
少し大回りしてバラ園に寄ってからクルマに戻った。
痛みは治まって、この時間に至る。
またカウチに寝っ転がって、今度は音楽を聴いてみよう。古い雑誌でも引っ張り出して、写真やイラストを眺めたい。
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