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2015年05月06日21:00

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自転車の乗って藤沢へ

 昨夜、ベッドの上でiPadを手にした。愛車プジョー1007の電動スライドドアにちょっとした不具合が出ているので、試しに「1007 スライドドア 故障」とGoogleに打ち込んでみると、ある男性のブログが引っかかった。
 ネットでは「このクルマは止したほうがいい」と寄ってたかって言っているが、<僕はどうにもやるせない思いになる。どう評価するかは勝手なのだが彼らは皆、この”PEUGEOT 1007”と言うクルマをどれ程までに付き合って、どれ程までに仕打ちを受けたのか…
腑に落ちない。。。>と意見を述べていた。
http://f110r.blog111.fc2.com/blog-entry-484.html
 昨年の今ごろ、「NAVICARS」の徳大寺有恒特集号を読んでいたら、巻頭で「クルマ愛」に触れたコラムがあって、クルマが好きでもないようなヤツが知ったかぶりでクルマを貶す愚というのがいかに滑稽なものかと思ったものだが、私の愛車はフランス車特有のゆるさがあって、ネット世論どおりだ(笑)。だからどうした? 俺はまだまだこのクルマに乗り続けるぞ。
 今日は昼イチ、自転車に乗って藤沢へ行くことにした。距離的に言えば、新宿駅から神田駅くらいだろうか。目的は陽光を浴びながらのサイクリングと腕時計のベルト交換だ。電車でも自転車でも要する時間は大して変わりない。電車賃も400円くらい浮く。
 アニエスbの腕時計が止まったので電池交換した。もともとは金属ベルトだったのだが、重量感があって革のベルトに交換した。が、値段で安物のベルトを選んでしまったところもあって、あまり使わなくなってしまった。よく使う穴の前後の革に傷みが見えだしたので、替えよう。
 約30分で藤沢駅に着いた。駅前で幸福実現党の馬鹿が「辺野古に基地を作りましょう。沖縄県民の願いです」みたいな演説になっていない騒音を撒き散らかしていた。で、私にビラを渡そうとした党員がいたので、「うるせえぞ」と威嚇した。と、また党員が立っていたので今度は「馬鹿野郎!」と罵声を浴びせた。が、まだこの私にビラを渡そうとするヤツがいて、しかし私は他に罵る言葉が思いつかない。なので素通りしてしまった。ちんけな野郎だぜ、この私。
 ビックカメラに入店し、時計コーナーへ。たかがベルトで、30分近く迷いに迷った末、結局、オーソドックスだけど材質が良さそうな黒い革ベルトを選んで修理コーナーに持って行った。対応してくれたのは明らかに70歳を過ぎている時計職人のようなかたで、拡大鏡メガネをまとっていた。ビックカメラでこんなベテラン職人が交換をしてくれるのか、と思うと、感慨一入になる。わざわざ自転車でここまで来てよかった。
 職人さんにあらかじめ、「私は腕が細いのですが、大丈夫でしょうかね?」と訊いていたので、交換が終わったら「まず腕に付けてみてください」と言われる。いちばん細いポイントでぴったりだった。今回はケチらず理想的なベルトを選んだので気分がいい。
 そのあと、上階にあるジュンク堂へ行って新刊書をささっと見る。途中で(そうだ、先週から上野千鶴子のエッセイ集を読みたくなったんだよな)ということを思い出し、しかしどの本と特定しているわけではないので、帰り道にあるブックオフへ寄ろうと考え直す。彼女は売れっ子なのでブックオフならエッセイ集の一つや二つ、置いてあるだろう。
 往きは向かい風となる西風。で、帰りはと言えば今度も向かい風で、わずか1時間ちょっとで風向きが180度変わっていた。
 ブックオフに寄って、108円の文庫棚「う」のところで上野千鶴子という字面を探すと、3冊あって、『ひとりの午後に』を選んだ。他にうろうろと店内を歩き周って2割引きセールだったものだからおとな買い。
 ジャケ買いもした。
『沈むフランシス』(松家仁之著)。
 カバーは黒+タイトル文字の銀の2色刷りで帯も2色、犬の顔が寄りで載っている。
 新潮社の文芸ハードカバーは相変わらずデザインが秀逸だ、と見とれてしまった。本文も「新潮明朝」とでも言うべきオリジナルの字体で、目に心地いい。
 帯の文言は小さな級数でこんなふうにある。

 北海道の小さな村を郵便配達車でめぐる女。
 川のほとりの木造家屋に「フランシス」とともに暮らす男。
 五官のすべてがひらかれる深く鮮やかな恋愛小説。

 フランシスって犬の名前?
 それを知りたければ買って読めばいい。
 ハードカバーの文芸系単行本って、美術書に近いものがある。私は電子書籍を否定しないけれど、支持はしない、こんな本を手に取ってしまうと。
 そう言えば腕時計もAppleウォッチなんて、たとえ無料で配られたとしても、付けようと思わない。体に直接、デジタル機器をまとうなんてまっぴら御免だ。
 で、ブックオフを出ようと思いつつ、もう少しぐだぐだとしたくて、中古衣料の一角へ行き、見るともなくシャツとかポロシャツなどの前をうろついていたら、普段、絶対に着ることのないパーカーやトレーナーの陳列コーナーがあって、「なんか品がありそう」となんとなくパーカーを手に取ってみた。タグを見たら「UNITED ARROWS」のブルーレーベルだった。値札は他のパーカーと違って万引き防止用の電子札が付けられている。
 幾重にも貼り替えられていて、最初は3200円、次に2400円、そして1600円と値段が下がっていた。あと3カ月経ったら400円になる計算だ(笑)。
 が、電車賃を倹約したことだし、買った。
 なんか嬉しいなぁ。どこかリゾート温泉ホテルにでも行って、風呂上がりはこのパーカーに着替え、ロビーで新聞でも読もう、などというおちゃらけた構図を思い浮かべる。頭、どうかしてるんでは?
 で、帰宅後、写真に撮ってみたりした。
 似合うかどうかはともかく、サイズは私にぴったりだった!
 
 
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