mixiユーザー(id:6486105)

2015年04月10日21:44

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雨が降らないうちにれんぎょうを挿し木

 朝、今日の朝刊を読む前に、テーブルに置きっぱなしだった昨日の朝刊から漱石の『それから』と沢木耕太郎の『春に散る』をスクラップ。『それから』を専用ノートに貼っている間はとても気分がいい。本来ノートは教えられたことを書き留めておくもので、最初のページから最後のページまで文字や図形で埋めていくのは結構な時間を要するけど、一日一連載を切り貼りするだけなら1分とかからない。しかも確実に最後の64ページまで使い切ることが出来る。高校や大学で授業それぞれのノートを作っても、あまりノートをとらない科目では最後のページにたどり着かないまま一年が終わることがままあって、3月の終業式を迎えて余白が多いノートを見ると残念に思うのだった。数学や物理が好きだった理由のひとつは、1年で3冊くらいノートが必要な教科だったからかもしれない。『それから』も『春に散る』も初めはつまらなかったのだが、一昨日あたりから俄然この先の展開はどうなるのだろうと、面白度合いが高まってきた。それから」は1909年6月から10月にかけて朝日新聞に連載された作品だ。100年以上前の一般読者は『それから』の主人公代助をどんなふうに見ていたのだろう? 大学(東大と思われる)を出て働くことをはなから否定し、社会に出て自分の人間性を毒されたくないと考えるような若者に対して、現代と同じで困惑しつつも許していたのか、これは漱石センセイが書く教養小説であると好感を持って受け容れたのか、低能なネトウヨが吐きそうな「非国民」と不快に感じていたのだろうか。
 午前10時半にmixiをチェックしたあと、思い出したようにつんく♂の歌をYouTubeで聴いた。2013年にシャ乱Qを再結成したらしくそのライブ映像があがっているのだが、歌を唄っている様子が大阪のベタなファッションやアクションが、洗練された音楽構成と相まって、見ていて楽しくなる。反吐が出るほど嫌いな秋元康は自分の手で生み出せることは下手な歌詞くらいなものだが、つんく♂は違う。10年くらい前、たまたま深夜、彼を追ったドキュメンタリーをテレビで見て、感動した。それは彼の仕事スタイルで、カメラマンとディレクターは朝からつんく♂を追っている。ボーカルの録音が終わって、スタッフは解散。あとにつんく♂一人がスタジオに残り、ずっと編集作業をしていた。どうやらテレビのカメラマンも体力的に付き合えなかったのか追い出されたのか、こんなテロップが出ていた。
<つんくは翌日の昼までスタジオで編集していた>
 ギョーカイにいたのでつんく♂のウワサはときどき耳にしていたが、彼を悪く言う人は(少なくとも私の周りでは)いなかった。声を失くしてなおあの晴れやかな笑顔を浮かべることができるのは、人間の強さだろう。
 昼ごはんのあと、まだ雨が落ちていないので、連翹(れんぎょう)の枝を30〜40センチに切って挿し木にする。計10本植えたので、歩留まり5割で5本になる。たぶん2カ月後には根がついたかどうかわかるだろうから、楽しみができた。
 樋口毅宏の短編を読んだあと、昨日献本を受けた文庫を読み始めた。ここ最近、当たりの小説が多くてその分、面白く感じる領域が厳しくなっているだろうから、もしつまらないと感じたらいやだなぁ、なんて上から目線で読み始めたら、これがページを繰るのももどかしいほどに引き込まれ、一気に100ページまで到達。
 正直、日記を書くより本の続きを読みたいです。
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