ラズリを連れて散歩していると、四十代の男性から声を掛けられた。
「ボーダーですか?」
はい、ボーダーです。
「何歳で?」
ラズリは保護犬なので、この質問は答えに窮する。通りがかりの人に、丁寧な回答をするのは心理的に憚られる。時間がかかるからだ。
「私もボーダーを飼い始めたので」と彼が言ったので、ボーダー専門の保護活動団体から譲られた犬だと説明したら、「BCRNですか?」と問われて少し驚いた。
彼もボーダーコリーレスキューで探したと言う。が、自分宅に適当な保護犬がいなくて、ブリーダーから買ったと答えた。近年、犬(猫)を飼いたいと思ったら、まず保護団体をあたってみるという人が増えてきたことが嬉しい。
彼のボーダーはいま9カ月齢で、警察犬訓練所に預けていて5月に戻って来ると言うので、よかったらうちに遊びに連れて来て、と言って、簡単に家の場所を説明する。ラズリはどんな犬にも攻撃性がないので、一緒に庭を駆け回れたらいいなぁ。
昼前あたりから初夏の陽気になった。朝は肌寒かったので薄いタートルネックのセーターを着ていたのだが、寒がりな私でさえ暑くなってきた。
裏山の1年、2年前に剪定されて放置されたままになっている竹があるので、ノコギリで切りそろえて、疑似花壇を作ってみた。先週の日曜日に播いた花の種から芽が出てきたので、もうしばらく経って苗らしくなってきたら庭のあちらこちらに移植しよう。
ついでに玄関前やお堂を掃き掃除した。仏教とはすなわち、掃除することである。修行とはすなわち、掃除することである。
午後3時からテレビで横浜Fマリノス対サガン鳥栖戦。マリノスは今年からフランス人監督に変わったが、選手の入れ替えや補強が少ないので、一昨年去年と変わらずかったるいゲーム運びだ。ボール・ポゼッション率は高いのだが、ちんたらちんたらボールの出し所を探してはパスをするという繰り返しで、チェスをやってんじゃねえぞ、と野次を飛ばしたいほど、動きが緩慢だ。試合は1対0でかろうじて勝ったのだが、監督をすげ替えても選手に力がない限りチーム力は大して変わらない、というのを毎年のように見せつけられている。これは日本代表も同様で、監督が交替したからといって、いきなり見違えるほど強くなるはずがない。サッカーで弱いチームを見続けていると、ポジティブ・シンキングの逆になる。
これから『流星ワゴン』の最終回。
早いなぁ、初回を見てから、もう2カ月余りが経ったのか。毎回見るのが辛い連続ドラマだったが、最後の最後で人生に逆転はあるのだろうか?
リアリストなので逆転を信じないし、欲してもない。が、他方、後味が悪いことはするまいと思うし、されるのもいやだ。
ログインしてコメントを確認・投稿する