mixiユーザー(id:6486105)

2015年02月24日21:28

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日教組!

「日教組! 日教組!」とヤジを飛ばしたのが安倍だとは、今日まで知らなかった。ヤジの日は湯治中で、テレビともネットとも新聞とも接しなかった。
 猫も杓子もネットで匿名発言が出来るようになって以降、「左翼」とか「ちょーせん」といった誹謗語があちらこちらで頻繁に見られるようになった。「日教組」もそのひとつなんだろう、まこと我らが安倍ちゃんは時宜を得た低脳の象徴的存在(シンボル)だ。おそらく、彼はその成育の過程で日教組の教員と接したことがないのではないか?
 私が地元の小学校に入った頃は教職員の組織率が8割で、待遇改善を掲げたストライキもあったくらい組合活動は熱かった。小学校5年の時、神戸大を卒業したばかりの美人担任が「みんなごめんね。1時間目は先生たちストライキで、授業が出来ないの」とホームルームの時間に謝ったことは懐かしき思い出だ。勉強熱心な私でさえ授業がないのは嬉しかったので、勉強嫌いの生徒なら1年中ストライキをして欲しかったに違いない。それはともかく、世の中の仕組みの一端を11歳にして垣間見ることが出来たことは、私にとって幸甚だった。日教組は中教審の「期待される人間像」とは異なった民主教育方針を掲げ(生徒一人ひとりの個性を伸ばす考え方や過熱する受験体制を改善するというような)、大半の生徒にとっても日教組は好都合だった。ひょっとしたらミスター安倍は、日教組に加入している教員の多くが爺ちゃんご執心の「安保反対」、もしくは「どちらかと言えば安保反対」だった一点にのみ恨みを抱いて、「日教組! 日教組!」とちょうしこいたのだろうか。雀百まで踊り忘れず。
 日教組の組織率は緩やかに落ち続け、いまは25パーセントになった。安倍のような無能にはおよそ信じがたいことだろうが、日教組の組織率が低くなるのと比例して小中高生の学力が低下してきた。もっと言えば、組織率の低下と反比例して不登校生徒数が増えていった。これだけで日教組時代はよかったとは言えないが、私が知る限りに於いて唯一の「非組」体育教員がひどく愛国的で軍隊臭漂う男だったことなども含め、少なくとも生徒から見る日教組は(お上や国会議員より)マシだった。高校生になると、現国の授業では「教科書に載っている文章に一部、改竄があります。特高によるリンチの描写が教科書検定にひっかかってこのように直されてます」と原文のコピーを配ったり、従軍慰安婦や沖縄戦について教科書には載っていない資料をコピーして授業中に配るというようなサービスがあったりで、その一つ一つになんとなくもやもやしていた疑問が晴れたのだった。
 教育の質を本当に高めたいのであれば、教員の労働環境を改善することと日教組の組織率を上げることだ。そして、どの県、どの市町村にもある教育委員会を一度解体して、ゼロからつくることだ。教育委員会ほど生徒の勉学に不熱心なところはない、といっても過言ではない。川崎河川敷のリンチ事件を例に挙げるまでもなく、記者会見で頭を下げて75日ほどしおらしくしておくだけで務まる。私もそんな委員会に勤めていれば、おそらく定年まで働いたのに、と思うと残念だ。
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