壊れるしかない ごめんね 大丈夫でも大好きって言って #短歌
言葉の外に出ると決めた瞬間にぼくの名前が急に軽くなる #短歌
理由だけどこにも置かれないままで残りのかたちがそこにある朝 #短歌
ちょうどいいって言えないけどなんとなくここにいられる気がしてる #短歌
触れたことだけが確かな証拠です 言葉の外で息をしている#短歌
「モネ」という記号外して一応は泥水の深度を測ってみる #短歌
LOVEきらきらの地獄の中で一生きみと爆発してたい 大好き
光降る雨のしずくをわけあって夢の中までゆっくりかえる #短歌
ウインナー 焼き加減 わからない検索 その爆ぜる音を祈りに変えて #短歌
再生回数(しあわせなんて明日の朝ゴミに出すとき忘れちゃうんだ #短歌
ごめん笑っていいと思うよ その傷を茨の蜜で濡らす夜更け #短歌
ひかり降るあかいしずくをのみこんでゆめのなかまでひとりでもどる #短歌
トーストに塗って食べたいような空だ、という比喩の暴力性に酔う 短歌
イヤホンの音量上げて明日また冴えない仕事に行くだけだけど #短歌
きっとほんとうは違っていたとしてもこのやさしさを採用してしまう #短歌
忘れるよりも早く朝が来る世界で靴だけがまだ避ける判断 #短歌
たしかにそこは暗くてあたたかくて見てはいけないものに似ていた #短歌
触れきれぬままの体温抱えつつわたしは今日をひらいてしまう #短歌
まばたきのたびに落ちてく重力を拾わぬまま朝へ紛れる #短歌
洗い立てみたいな午後を抱きしめて誰にも会わず満ちてゆく部屋 #短歌
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