4月3日快晴
午後2時の約束で、奥まった葉山にある大型ガソリンスタンド&修理工場へ車を持ち込むべく、1時20分に家を出た。車検とクルマのボディーコーティングをお願いしている。マイカーは稀少車だが、整備工はその元オーナー、という関係は奇跡的ですらある。細かなことまでいろいろと相談できるのがありがたい。周辺は田舎然とした風景が広がっているが、葉山ブランドゆえ安くはない(苦笑)。
以前にもお世話いただいたのだが、その時は女子従業員に駅まで送ってもらった。が、今日はその従業員がいない。整備工から「ぼくが送りましょうか」と申し出があったが、断った。4月上旬にしては暖かい。何より雲一つない蒼穹が頭上にある。
さっさと店を出て歩き始めた。JR東逗子駅まで距離は2.5キロだが、山越えをするルートで長い登り坂が延々と続く。
桜が満開だ。道路の両側は桜並木で、歩いても歩いても桜と青空しか見えない。
途中、県立逗子葉山高校があって、伊東淳也の祝W拝日本代表という垂れ幕になぜか私も発奮した。
15分20分と桜の下を歩いていると、桜に飽きてきた。そもそも誰ひとり歩いている者などいない。青空と桜をひとり占め、などと自慢したって、格別桜が好きなわけでもないためうっとりすることもない。
道路沿いに「メダカ屋」があった。そんな店がこんな辺鄙なところにあるのか。
入ってみたかったが、100パーセントメダカを求めることがないため遠慮した。
登り切ったら次は下り道だ。
歩くのがだんだん億劫になってきた。
どうして俺が逗子葉山くんだりを歩いているのだ? 俺とはぜんぜん関係ないエリアじゃないか、などと認知症で土地鑑を失った爺さんの心境になる。
いや、あんたはその逗子葉山くんだりの修理工場にクルマを預けたんだよ、と真面目に答える。
こんな問答でもやんないと、退屈で仕方ないのだった。
歩くこと40分でJR東逗子駅に着いた。
駅前に高級スーパースズキヤの支店があった。電車が来るまで10分あったので、中に入ってパン売り場をチェックしてみたらスズキヤ特製の揚げパンがあるじゃないか。2個入り250円だけを買って店を出た。
本日はお日柄もよろしくへんてこな花見ができてよかった、と記しておこう。
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