mixiユーザー(id:8077411)

2025年11月04日20:30

14 view

短歌

子供ってずるいと思うバス停で報われた顔して空を見てる #短歌



お釣りまだ受け取らぬまま時間だけぬくもりとして渡されている #短歌


結び目のゆるむたびごと確かめるマネージャーとの二人三脚 #短歌



頭から氷水でもかけてやって、恋の熱には手遅れだから #短歌



心細さを略した音が部屋にいる 呼べばゆっくり首をかしげる #短歌



わたしからわたしに渡る花びらを知らんぷりして風が運んだ #短歌



サブスクをしますかと問う指先 ぬくもりだけがまだ未登録 #短歌



胸のなか雨抜きでって書かれての消えずに滲む虹の線だけ #短歌



最初だけやさしい雨にぬれながら傘をたたんで笑う距離感 #短歌



冬ですとからだが言ってしまいそうで手ぶらのふりで駅まで歩く #短歌



そよぐたびくちびるの奥かすれゆく 冬のしっぽを舌で引き寄す #短歌



笑うにもすこし力がいる朝を重力とか言ってごまかす #短歌



顔に手を近づけていく静けさのなかで花だけ香るような朝 #短歌



舌出してる奴はノッてる 信号の青が似合って風を食べてる #短歌



着払いで送る未練を受け取ってレシートの裏に今日のお天気 #短歌



傾いてしまうことから始まって百合が静かに花瓶を満たす #短歌



ほどけずに置かれたままの言葉たち あたたかいからそのままでいい #短歌



ひらくとはゆるむことだと知りながら門のひかりを見送っている #短歌



塩気にもたれて笑えば少しだけ世界がこっちをみてくれそうで #短歌



すぐ満腹になるコロッケ包み持ちあなたと冬の駅を歩いた #短歌




★




0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2025年11月>
日 月 火 水 木 金 土
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      

最近の日記

もっと見る