mixiユーザー(id:8077411)

2025年09月13日08:33

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短歌

こんなにもおいしげってたパンの耳 かじればふいに午後がはじまる #短歌



ひと袋ふたりで開けてなお残る のり塩色の午後のいたずら #短歌



背の順でいつも前から2番目がラテをのんでは泡のひげする #短歌



みんな見ていると解ればなおさらにみない姿勢の居心地の良さ #短歌



待合室番号札より目立ってる手をつなぐ孫ふたりで笑う #短歌



時計だけやけにまぶしく光ってて眠れぬ夜の主役になった #短歌



三十分待って入れば大げさにうまいと言わねばならぬ気がする #短歌



始球式かろやか投げて当ててしまう観客ぜんぶ笑いに変わる #短歌



横断のタイミングさえ笑顔なり赤から青へゆるんでわたる #短歌



手をつなぎ合わせる目と目を合わせ笑い合い ついでに鳥のまねもしてみる #短歌



誰だってやったことある仕草ゆえフタ取って舐めこっそり誇る #短歌



高すぎて苺の赤もくすみだす手に取ることをあきらめながら #短歌



賞味期限すぎてもなおも黄色くて生姜チューブの声がしそうだ #短歌



温めてなお残りいる冷たさを作りたてじゃないと知る午後 #短歌



ちくわさえ守りたくなる夕暮れに今日のわたしはやや弱ってる #短歌



七分袖着てみて気づくまちがいをごまかすように手首を隠す #短歌



射られたるように目覚めて時計見てまだ夢の中 山が残りいる #短歌



指先の震えが示すこの瞬間ロックンロールはまだ来ぬけれど #短歌



光などなくても燃える瞳あり 深海の底 射抜くような目 #短歌



目を合わせバチゴーンひびくその一瞬確かなものはただの閃光 #短歌




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