最後まで残ったのって僕だけで終わらせ方を誰も知らない #短歌
アイスピック刺さったまんまのテレビから飛び出してきた貞子 #短歌
ねぇ今もあたしが消えた夢を見る?人が死なない映画が観たい #短歌
アレクサに天気をきいて無言でも私の声は消えたりしない #短歌
ピアス穴?ふさがる前に言いたいな「好きだった」とかそんな台詞を、 #短歌
煙草より重いピアスをぶら下げて深夜出歩く?人種こと俺 #短歌
エイエンに水の音だけ聞いていた スイカの赤に指を沈めて #短歌
会心ノ一撃だけがほしかった でもスライムに効き過ぎて泣く #短歌
なくしたい記憶ばかりが、通ってくる どこでもドアの故障を願う #短歌
黄色い線の内側で君を待つ ホームの風に名前がまざる #短歌
自販機の灯りに告げる独り言 もっと人間として見られたい #短歌
部活帰り 誰もいないはずの更衣室「もう帰るの?」の声だけ残る #短歌
指切りをしたことすらも嘘になる 夢で逢えたら声を聞かせて #短歌
タメ口で話すあなたの声だけが昨日の夢になじんでしまう #短歌
氷筍の体温ですって言われても ぼくの淋しさ測れはしない #短歌
君がまだかえらぬ町の辻辻にお地蔵様が増えていく夏 #短歌
選択肢A「君を忘れる」B「待つ」「Cなんてないよ」と風が笑った #短歌
忘れてたはずのあなたの声がふと再生されて雨になる午後 #短歌
日めくりの端が揺れてる朝でした あいまいなまま春になってた #短歌
難しい病気らしいよと噂して春のコップに水をこぼした #短歌
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