9月11日、水曜日。
9.11同時テロが起きた日なのに、私が見たニュースではまったく取り上げられなかった。不思議。
昨日はAppleの新製品発表会があって、夕方の民放ニュースでは華々しくi取り上げられていた。街頭インタビューに応じていた男性は、画面パキっパキのiPhoneを見せながら1日10時間超もスマホを使っていた。いまや中学生の平均使用時間は3時間、高校生は4時間で、成人にあってもなべて3時間半だそう。ニュースが終わったあとiPhoneを採りだしてスクリーンタイムを調べてみたら、たまたま4分だった。普段はこの3倍くらいの時間を使っているのだが、それでもほぼ使っていないに等しい。
1年くらい前、一日に何回スマホ(画面)を開くか、という調査の結果をネットニュースで見たとき、確か300回くらいだったと記憶している。
街中に出ると、スマホを見ながら歩いているひとが異様に多い。そういう人とすれ違って身体をぶつけられたことはこれまで一度もないから、それなりに目がいいのだろうけど、そこまで会社(学校)や友人と繋がっているのも自分のような人間から見ればあまりに社会的過ぎるし、もしゲームやYouTube動画を見ているのだとすると中毒の度が過ぎるように思う。歩きタバコをしているニコチン中毒者と同じだぞ(笑)。
文科省が21歳の人を対象にした調査によると、本を(月1冊も)読まない人の割合は62.3パーセント。60歳代でも44パーセントが本をまったく読まないらしい。
時代は変わったな。経済問題が影響しているのだろうが、一方、たかがフラッペやハンバーガーに2千円を払って食べる人が蔓延している昨今だから、あくまで読書は「しんどい」「字を追うのが面倒」「ダサいor痛い」「モテなくなる」といった負のイメージが高まったのが影響している。
とくに男子。
昔と違って読書家は女の子から敬遠されがちだろうから、好きこのんで本や雑誌なんて読まないよな。私がもし2000年に生まれたとしたら、10歳から対戦型ゲームに没頭し始めて、eスポーツでオリンピックを目指す24歳になっているかもしれない。
今日の私はひどかった。
家から30メートル以上出ていない。ずっと閉じ籠もって校正を進めていた。
パソコンで旧字を調べるより辞書をひくほうが(目には)ラクなので、昭和4年2月初版、昭和5年1月第23刷の『標準漢和大字典』を繰り返し開いてた。糸かがり綴じとは言え、90年前に3千ページの製本技術があったというのは驚異である。いまはせいぜいが1200ページくらい。
自分の母より前の辞書がまだ使用に耐えうる状態というのを見ても、紙の本は「製品」としてかなり優れた存在だと思う。
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