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2024年02月18日20:26

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「ぼくたちは見た」

 2月17日土曜日。
 夕方、横浜で市民運動の月イチ定例会議。いつもこの日に合わせて横浜駅西口から徒歩7分の珈琲豆店へ行く。そのあと有隣堂に寄ってだいたい40分程度、本の森を逍遥するのが通例だ。
 一昨年から徐々に珈琲豆が値上がりしている。円安基調が続いているので当然だろう。食料自給率が40パーセントを切っていることや、身の回りの生活用品も輸入頼みというところがあるので、物価全般が上昇を続けている。
 思えば自分はラッキーだった。早期退職をする前からデフレで物価が下がって、さらに日本の賃金は世界で唯一といっていいくらいに上がらなかったため、私は相対的貧困に陥らずに済んだ。性格的には飢えに弱いものの、それを上回る生活哲学を持っているので、この先、生活苦というストレスを感じることはない。
 午後5時、会議室に入った。今日は冒頭の30分を使って映画「ぼくたちは見た」を、早送りで見ることに。
http://whatwesaw.jp/
<1400人という多くの犠牲を出した、2008年から09年にかけてのイスラエル軍によるパレスチナ・ガザ地区への攻撃。本作の監督であるジャーナリスト・古居みずえは、攻撃直後に現地に入り、300人以上の子どもたちが犠牲になっていたことに大きなショックを受け取材を始める……>
 昨年のイスラエル侵攻時に、ああそうだった2009年にも同じような空爆作戦があった、などとぼんやり思い出したのだが、このドキュメンタリー映画に衝迫を受けた。
 イスラエル軍による攻撃で親や親戚を失った子どもたちの証言映画だ。彼ら彼女らの語る残虐な内容を聞いて、そこに曖昧な地政学やイデオロギーを援用して納得するようなひとはいまい。銃殺された親の血が飛び散っている壁の前で、引き攣った表情の男の子女の子がリアルな記憶を語っているのだ。
 戦争は誰のために在るのか。答えは明白である。国家、乃至は施政者のためにある。
 この映画ともう一本、中国・南京での虐殺をテーマにした映画を、展覧会の特別企画として上映会を同時開催する。次回3月の定例会議冒頭、「南京!南京!」を早送りで見ることになるのか、と思うと、会議の出席は気が重い。出るけどね。
 高校2年の時、日本赤軍がテルアビブ空港で銃乱射事件を起こした。日本中で日本赤軍は指弾されていたが、なんとなく”盗人にも一分の理”があるような気になった。どういう主張と歴史なのか、まったく知識などなかったのだが、自分の第六感はある意味正しかった。今にして思う。
 会議は午後7時半に終了。
 午後5時前、低血糖防止のためにコンビニでおにぎりを一個買って、イートインスペースで食べていたので、空腹による寒さは感じなかった。それにしてもおにぎりはバラエティ豊かになった。いったい何種類あるのか? 毎回、新しいおにぎりを買うようにしているが、月イチでは永遠にそのつど新おにぎりにありつけるかも。

 2月18日、日曜日。
 いつもどおり「日曜美術館」で一週間がスタート。本阿弥光悦のたおやかな書を見ていて、もう一度書道を習いたい、という欲が涌いた。徐々に徐々に字が下手になっている。老化が主原因だが、日常生活で字を書く機会が激減していることも関係している。パソコン、タブレット、スマホと、デジタル機器を多用する生活が続く限り、加速度的に書く技術が低下するのは間違いない。
 午前11時、クルマで隣町のスーパーへ。途中のブックオフに寄り、『孤独の哲学』という新書1冊を購入。帯の惹句にマルクス・アウレリウスの名があったから。
 クルマはそのままで、そこから徒歩8分の大型スーパー。さまざまな食料品と、ランチ用のお弁当を買った。
 ああ、お腹が減った。
 帰宅して弁当を食べたのちは、ただただ校正。
 解読できなかった字がわかった、ということが3時間で3回あった。
 鰺フライ弁当は頭の回転をよくしてくれるのか。これが事実なら、なるたけ肉ではなくて魚系にしよう(苦笑)。それくらいに、私は少しでも頭が良くなりたい。
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