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2024年01月21日20:28

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冷たい雨の週末

 昨日20日土曜日。
 市民運動の定期会合があるため横浜へ。いつもどおり、開始時刻の1時間15分前に横浜駅着。
 小雨が降っていた。予約していたコーヒー豆を受け取りに駅から徒歩6分の珈琲豆専門店へ。普段はまるでお茶のように何倍も飮むため、浅煎りの珈琲豆しか受け付けない。なので、好みの焙煎を比較的安価で買える店は貴重だ。
 豆を受け取って支払いを済ませたらこれもいつもどおり有隣堂へ。家の近所にも新刊書店はあるけれど、有隣堂は自分にとってオアシスのような場所で、気分も息も軽やかになる。有隣堂との「交際」はまもなく50年。
 4時40分、会議のあるビルの隣に店を構える眼鏡店へ赴き、眼鏡調整をしてもらった。ずっとこの眼鏡店で買い求めているので、年に1回、大手を振って無料で調整を頼んできた。
 5時から会議。予想どおり紛糾した。感情的な発言が飛び交っているのを淋しい気持ちで聞いていた。私も本来は感情的なのだが、社会人以降、月日が経るのに正比例してアンガー・マネージメントを覚え、更に(生きることなんてどうでもいいや)的な無常感が募っていったものだから、淡々と振る舞うようになってきた。
 会議が終わって、おそらくは傷ついているだろう男に「ちょっと話がある」と呼び掛け、他の人間に聞かれたくないので(ふたりでこっそり)階段を下りながらいろいろと話す。いいか、怒りとは別の孤立感と孤独感で感情を増幅させるような真似だけはしてくれるな、見ているだけでオレはつらい。自分で言いながら内心、照れくさかったが、こういうホンネを言わないわけにはいかなかった。
 駅近くで彼と別れ、改札口をくぐった。
 午後8時前の横須賀線下りホーム。冷風扇が回っているのか、というような冷たい風が定期的に吹いていた。よくは見えないけど、細雨が降っている。まんの悪いことに、こういう時に限って下り電車は大船止まりだったりして、20分近く待たなければいけなかった。

 1月21日日曜日。
 午後1時過ぎ、クルマに乗った。土地鑑がまったくないエリアにある中古家電販売店へ脱衣場に置くセラミック・ファンヒーターを買いに行く目的。
 一応ポンコツのカーナビはあるのだが、右に曲がったり左に折れたりするうちにまるでオリエーテーリングでもしているかの如く、方向感覚が失われていく。太陽があれば話は少し違ってくるのだが、あいにくの雨だった。
 店にたどり着いたら鼓動が20くらい上がっているような疲労感を覚えた。
 お目当ての新品ヒーターを一応、動作確認してから購入。
 帰りは往きと違ってナビなど要らないくらいに簡単な道を使い、1時間ちょうどでうちに戻った。
 夕ごはんを食べながら、ニュース情報番組を見た。珠洲市の公立小学校で、久しぶりに生徒を対面で迎える女性教師(24歳)の様子をカメラが追っていた。生徒の前では弾けるような笑顔だった。その後、記者の質問を受けた時、彼女は大泣きでインタビューに応えていた。「みんな元気でよかった。生徒の前では絶対に泣いてはいけない、と頑張ったけど……」
 こういうシーンに弱い。
 震災が起きて数日後にはネットで、過疎な地域に多額の税金を使って復興させるなんて政策はナンセンスだ、という意見が続出していた。こういう冷ややかな思考の持ち主って、絶対に異性からモテない。あるいは交際できたとしても長続きはしない。なぜなら人間としての心がクソだからで、頭が悪いことよりタチが悪い。そして偉そうな物言いの割に、仕事もできない。つまり、本来の「痛いひと」である。
 健気な女性教師、地域の復興に向いて動き出している地元民。こういう人たちがいる限り、私は安心できる。
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