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2024年01月07日17:23

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お正月が終わるせつなさ

 小中学校時代、冬休みの終わりがせつなかった。年末から正月過ぎまで遊び惚け、このままずっと正月が続いてくれ、という思い。ピチカートファイブのヒット曲「マジック・カーペット・ライド」の歌詞の中に「いつまでも遊んで暮らせたら」という暢気なフレーズがあるけど、子ども心ながら”生きるのって結構忙しいもんだ”、という厭世観混じりの思いが募った。学校があって、書道とピアノを習っていて、地域の野球チームでの練習にも参加していて、拘束がないのは日曜くらいのもんだ。小5の終わりからピアノに代わって学習塾にも行き始め、少しずつ勉強をする習慣にもなった。
 お習字の稽古や野球などの運動なんて好きでたまらない時間だったにもかかわらず、何も制約のない年末年始というのは根が怠惰な人間にとっては麻薬でラリった現実逃避とおんなじ。夏休みは結構長いので終わりの淋しさなど感じなかったが、正月というのはそれくらい甘美な時間だったのだろう。
 昨日6日、小学校4年生の頃とまったく相違ないわびしさを感じていた。もう働きに出ないでいいし、競争しなくてもいいのに。
 夜、伊豆山中に移り住んだデザイナーに電話をした。話すのはかれこれ10年ぶり、というところか。
 私より年長なのに、伊東駅から4キロくらい離れた山の中に住んでいる。電話をする前、住所をGoogleに打ち込んで場所を調べ、Googleのストリートビューを見てみると、瀟洒な建物と玄関前のポルシェが映っていた。こっちは”いずれシニアマンションにでも住むことになるのか”などと弱気の虫がぶんぶん飛んでいるのに、別荘地の外れみたいなところが終の棲家か……。そういう元気な人の声を聞くのがいいかもしれない、正月の終わりに、と思ったのだった。
 15分か20分くらい話をした。
 百聞は一見にしかず、お住まいを訪ねてみよう。
「昨年の4月、池田満寿夫記念館に行った。再訪したいので、熱海経由で伊東に行きます」と言うと、なんと自分ちに池田満寿夫のリトが2点飾ってある、と。へえ〜、更に行く楽しみが増えた。

 7日日曜日。
 昼イチで逗子市の外れにあるコンビニに向かってクルマを走らせた。「ジモティ」で庭の散水用ホースリールを譲ってもらうためだ。新品でもないのに1500円は高いか、とも思ったが、今年はエクステリアを美化し、野菜なども栽培したいので、古くなった庭道具を少し入れ替えるつもり。
 実際、コンビニの駐車場で落ち合い、そのホースリールを見るとあまり綺麗じゃなかったが、我が家で20年使い続けているものよりはマシなので、譲ってもらった。
 土地鑑がないところをクルマで走るのは、不安半分面白さ半分で、正月明けとしてはちょうどいいドライブだった。帰り道、逗子駅近くの大型スーパーで焼きたてのバゲットなどを買って帰った。
 帰宅してホースリールを付け替えた。
 ついでに落葉を掃くなどの庭掃除。
 小中学校は明後日から授業だろう。冬休みはあと1日か。よかろう、今年こそ頑張ろう(毎年出だしだけは意欲的 笑)。
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