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2022年12月28日20:02

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ドキュメント72時間「青春のパチンコ台に会いたくて」

 12月28日水曜日、快晴。
 昨夜、年賀状を書き終えて郵便局で投函。これでほぼ年内にやるべきことは終わった。帰り道、美人画の眉のようなきりっとした三日月を見上げてながら、深い疲労感を味わった。手紙(はがき)を書くのはこんな歳になっても難儀する。思うに一対一対応の度合いが私はひとより高いらしく、一枚書き終えると一枚羽を毟られたごとく消耗する。似た現象に試験があって、中高の中間・期末テストで50分間集中して解いていると、チャイムが鳴った瞬間、がくっとうなだれて意識低下があった。つまりは、私の脳は文字どおり弱いのだろう。
 雑事と言ってはなんだが、年末におこなうあれこれを終えることで解放感もある。もうこれ以上何もやんないぞ、義務感も緊張感もくそくらえ。あとは好きにさせてもらう。小難しい本は読みたくない。しかし、普段緊張緩和に利用しているYouTube動画を見る気もしない。
 寝る前、録画しておいたNHKのドキュメント72時間「青春のパチンコ台に会いたくて」 を見た。<東京・福生市にある昔懐かしいパチンコ台が並ぶお店。昭和から平成にかけて稼働し、その後、歴史に消えたパチンコ台などが約90種類。時間料金制で景品交換もない>というパチンコ店。何千発を出したところで景品一個も出ない入場料3千円なりの”ゲームセンター”だそうだ。
 30年前に流行っていたパチンコ台に向かい、青春時代や苦しかった時代を思い出しながらパチンコに興じるおじさん。現在共に通信制の高校生である中年カップル。元パチプロで現在は古いパチンコ台を動画紹介するユーチューバー。
 私は25歳の終わり頃でパチンコはあっさり卒業したが、テレビに映っているパチンコ台の画面を見ていて、今の時点から見るといささか古めかしい台が妙に懐かしかった。打ったこともないのにもかかわらず。
 一度、アイロニー溢れる「事件」取材をしたことを思い出す。7が3つ並んだら大当たりで、玉がわんさか出るパチンコ台が流行ったことがあった。愛称スリーセブンって言ったっけかな。
 大阪ミナミのパチンコ店で7が3つ並んだ瞬間、喜びの余り心臓発作を起こして亡くなったかたがいた。週刊誌の特集でこの一件だけを取り上げて取材し、記事を書いた。新聞では数行のベタネタだが、結構面白く書けた(と思う)。この記事を読み返してみたいな。
 ドキュメント72時間は、毎回、面白い。昨夜も午前零時過ぎから数本まとめて再放送をしていたので、録画しておいた。年明け正月の前向きにならざるを得ない時期より、今のような「もう何もしたくない、何も見たくない」という頃合いに、淡々と見るのが合っている。かと言って今夜、昨夜に引き続いて見るという気はあまりない。
 
 今日は午前中、地域活動の手助けをしたり、書き漏らした年賀状を3枚書いたり、テーブルや出窓などのワックス掛けをしたり、無人野菜販売所まで散歩して100円のホウレンソウを買ったりして、だらだらと時が流れた。
 午後は「この1年間、お世話になった」という愛情を込めて近所の友人宅にてクルマを洗い、ワックス掛けをした。自分と同じくらいのボロ車だけど、こいつがとても愛らしい。愛犬ラズリも愛らしい。コーヒーカップもiMacも着心地のいいセーターも愛らしい。つまり自分以外は全部愛らしい(笑)。
 というわけで今年も残り3日になった。自由気ままに過ごしたい。
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